山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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一口の水、一息の空気も作れない私達
2025年9月1日
(礼拝カード NO.19 お話 齋藤安希子園長先生)
★ はじめに皆に、問題を出したいと思います。
1. 朝になると空にのぼってくるものは?
2. 夜になると空で光るものは?
3. 海の中で泳いでいる生きものは?
4. 空を飛ぶ生きものは?
5. 2本の足で立って歩き、お話ができて、考えたり文字を書くことができる生きものは?
最後に全ての生きもの、もちろん私たち人間にもなくてはならないものは何でしょうか?では今、皆が答えてくれた太陽や月、星、魚たちや鳥や虫、そして私たち人間、全ての生きものに必要な水や空気これらは誰がつくって下さったと思いますか?それは神さまです。
★ 皆が産まれるずーっと前の大昔のことです。はじめは生きものも、水も空も海も太陽も月も星も何一つありませんでした。神さまだけがたった一人、生きておられました。
★ ある時、神さまが「光よ出てこい」と叫ぶと、パァッと光が差して来ました。それまで光の無い暗い世界だったのです。神さまは明るい光に「昼」、暗闇に「夜」という名前をつけられました。その後2日目、3日目と順序よく水、雲、海、土、花、種などをつくられ、4日目に太陽と月、星をつくられ、最後に人間をつくりました。6日間かけて全てをつくりあげ、7日目はお休みになりつくられた全てのものを見て「よくできた」と喜ばれました。私たちは朝が来て夜が来るくことも、水を飲んで空気を吸うことも当たり前で、特別なことだと思っていないと思います。
★ 今日はあることについて考えてみたいと思います。
一人の男の人がいました。仕事に行きたくない男の人は「一日でもいいから朝が来なければ、ずーっと寝ていられる。仕事なんかしないで好きなゲームもできるのになー」といつも思っていました。この日も夜になり眠りにつきました。何時間寝たでしょうか?そろそろ外が明るくなり朝がくるはず、しかしその日はなかなか朝が来ません・・・「おかしいな?」窓を開けてみると外は真っ暗のままでした。「これは一体どうしたことだ」訳がわかりません。
★ どこからか声がしました。「お前が一日でも朝が来なければずーっと寝て、仕事にも行かずに遊んでいられると、言っていたじゃないか?だからお前の願いを叶えてやったのだよ」朝が来ないという事は、太陽も顔を出しはしない。ずーっと夜のまま暗闇で生活するってことなんだぞ」男の人は、まさか自分の言ったことが本当になるとは・・「夜だけなんて、とても生きていけません。お願いですから元に戻して下さい」そう言い終えた時、目を覚ましました。実は、これは夢の中での出来事だったのです。
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