山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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谷底に落ちた羊
2025年4月14日
(礼拝カード NO.2 お話 萌先生)
★ 「羊ってみたことある?」羊はとてもか弱く、性格も穏やかで目は極度の近視、更に群れをつくって生活しています。 以上のために羊飼いの存在がどうしても必要な生き物です。
★ さて、ある村に二人の羊飼いがいました。一人はグッドさん。羊が大好きでよく面倒を見ました。1匹1匹の名前を知り、癖や好み・特徴もよくわかります。いつもみんなのことを気にかけて元気でいられるようにお祈りもしています。いつもおいしい青草がないか探したり、病気になった羊がいれば一生懸命看病もしてくれます。 もう一人はバッドさん。バッドさんは羊たちの見分けがつかないどころか、気にかけてもくれません。羊たちが病気になったりケガをしても「一匹くらいどうにかなってもいいや」と言って手当も看病もしてくれません。
★ ある時、1匹のヒツジが迷子になってしまいました。「大変だ!」と気付いたグッドさんは他の羊たちによく言い聞かせて、迷子の羊を探しに行きました。一方バッドさんはというと、羊のことは気にもとめず「一匹くらいいなくなっても、まだ沢山の羊がいる。探しに行かなくてもいいや」と言って心配する様子もありませんでした。
★ 何時間もかけてようやく迷子の羊を見つけたグッドさん。なんと、羊は深い谷の底にいたのです。不安げな様子でグッドさんに助けを求めていました。グッドさんは傷だらけになりながらも谷底に降りていき、羊を助けることができたのでした。やっと見つけることができた喜び、また見つけ出された喜びはどんなに深いものだったでしょう。グッドさんに見つけてもらえた羊はとっても大喜び。いつも優しくしてくれるグッドさんのことがもっと好きになりました。
★ さて、私たちにとって羊飼いと言うのはイエス様のことです。そして、私たちは羊です。迷子になるということはイエス様のことを忘れてしまい、弱くて寂しい心になったり意地悪な心を持ったりしてしまうことです。羊飼いがどの羊のことも知っていて、大好きでいてくれて命がけで守ってくれたように、イエス様はどんなに小さな子どもでも大切にして守ってくださいます。寂しいときや不安な時には「大丈夫だよ」と呼び掛けてくださるのです。そんなイエス様のこと、私達も大切にしていきたいですね。
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