山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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もっとも小さき者の中にイエス様が
2025年3月3日
(礼拝カード NO.43 お話 諏訪園長先生)
★ あるところにマルチンさんというおじいさんがいました。マルチンさんは靴屋さんです。朝から晩まで丁寧にくつを作っています。でも小さい村でそんなに売れないので、おじいさんは貧乏でした。それでもマルチンさんは靴づくりが好きなので、毎日コツコツと働いていました。日曜日は、仕事を休んで教会に行ってお祈りし、帰ってくると散歩をしたり、聖書を読んだり、イエス様のことを考えたりして静かに過ごしました。イエス様を家族のように大事に思っていました。
★ ある冬の吹雪の日、夕方になって今日はもう店を閉めようと外にでると、女の人がブルブル震えながら外に立っていました。マルチンさんは「お嬢さんどうしました?そんなところにいたら凍えてしまいます。「どうぞ、中へお入りなさい。」と言って家に入れてやり、ストーブにあたらせ、温かいスープを飲ませてやりました。
女の人はやっと声を出して「有難うございました。私は旅をしていますが、途中でお金を盗まれて食べ物も買えず、どこにも泊まることもできません。でももう大丈夫です。これから隣の町へ行かなくてはなりません。何のお礼もできませんが本当に有難うございました。」と言いました。
女の人の話を聞いたマルチンさんは「これはほんの少しですが使ってください。それからこのコートを着て行って下さい。」とお金とコートを渡してやりました。女の人は本当に喜んで何度もお礼を言いながら去っていきました。
★ マルチンさんは「あの人が元気になって良かった。吹雪も強くなったし、さあもう寝るとしよう」と寝る前のお祈りをしました。するとヒューヒューとなる風の音の中から「マルチン・マルチン・・・」と呼ぶ声が聞こえてきました。一体誰だろうと周りを見渡すと、ドアの前にさっきの女の人が立っています。「娘さんどうしてここにいるんだね。」と声をかけると、女の人はだんだん男の人の姿に変わっていきました。マルチンさんはその人の優しい目を見てすぐイエス様だとわかりました。「あっイエス様、どうしてここへ?」と聞くと、「私はさっきもあなたに会いました。あの時はとっても嬉しかったよ、マルチン、あなたが助けてやった娘さんの中には私がいます。私の大事な弱くて困っている人を助けることは、私に親切にすることです。」マルチンさんはハッとしました。「会いたい・声が聞きたい」と思っていたイエス様はいつも自分のそばに居てくださっていたんだと気づいたからです。
そしてこれから自分の周りにいるどんな人にも、イエス様にするようにしてあげよう、イエス様のようにもっともっと優しく親切な人になろうと思ったのでした。
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