山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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お米ひと粒、魚も肉も神様からのプレゼント
2024年11月18日
(礼拝カード NO.30 お話 萌先生)
★ この夏、保育園の畑には沢山の野菜が育っていました。すみれさんも、はつか大根を植えたりしましたね。収穫した野菜をみんなで一緒に食べたけど、とっても美味しかったね。
★ 今日は野菜を作っている2人のお話です。1人はバットさんといってとっても威張りん坊。「俺様は畑づくりの名人。俺様は畑仕事を頑張っているから世界で一番おいしい野菜を作れるんだ!」と大威張り。でも、バットさんは畑仕事にあまり一生懸命ではありませんでした。畑に行っても、水をジャーッとかけるだけでおしまい。「水を掛けたからこれでおわり!さあ、家に帰ろう!!」と言って草取りもせずに帰ってしまいました。
★ もう1人はラディッシュさんと言いました。ラディッシュさんはとっても働き者で、朝から晩まで一生懸命野菜の世話をしていました。そしてもう一つ、ラディッシュさんが毎日大切にしていることがあります。それはお祈りです。「今日もいい天気をありがとうございます。神様がくださる光や水で野菜たちが元気に育ちます。今日も元気に働けますように」と毎日忘れずにお祈りをしていたんです。畑に行っても水を掛けるだけではありません。草取りをしたり畑の野菜たちに優しく声を掛けたりして一生懸命働いていました。
★ ある夏の日、雨が何日も降らない日が続きました。雨が降らないと畑の野菜は枯れてしまいます。バットさんの畑の野菜は枯れてしまいました。しかし、ラディッシュさんの畑の野菜は不思議なことに枯れることなく大きく育っていたのでした。びっくりしたバットさんはラディッシュさんの野菜がなぜ元気に育っているのか聞いてみました。「雨が降らない日のことを考えて大きなバケツの中に雨水を貯めて、それを大切に野菜に掛けていたんです。そして雨の水を下さる神様へ毎日感謝のお祈りをしていたんです。」バットさんはお祈りと聞いてびっくり。それもそのはず。バットさんは今までお祈りをしたことがなかったのですから。そこでラディッシュさんは教えてあげました。「自分だけの力では野菜は育たないんですよ。野菜を作るには水や土、お日様の光が必要です。それらをくださるのは神様なんです。だから毎日感謝のお祈りをしているんですよ。」
★ ラディッシュさんの話を聞いてバットさんは反省しました。そして心を入れ替えて、神様からのプレゼントを大切に思い、感謝のお祈りをしながら過ごすようになりました。
★ 私たちの周りにあるものは神様からのプレゼントです。それは神様が私たち一人一人のことを大切に思ってくれているからです。私たちもそんな神様からのプレゼントを大切にして、神様への感謝の気持ちとお祈りを忘れずに過ごしていきたいですね。
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