山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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少年ダビデ、大男を倒す
2024年9月30日
(礼拝カード NO.23 お話 浩実先生)
★ 今日は、浩実先生が少年ダビデの話をしてくれました。その内容を大人向けにまとめています。
★ 昔イスラエルにダビデという羊飼いの少年がいました。夜、月が出ると竪琴を取り出して、綺麗な音楽を奏でるのです。そして、いつも野山で遊びながら神さまにお祈りしています。それでとても元気と勇気がありました。
あるとき、ライオンがやぶから飛びかかってきたのですが、ダビデは怖がりません。素手でたたかってライオンを投げ飛ばしてしまったんです。さすがの百獣の王もかないません、「どうかキミの家来にしてくれ」。「いいよ」。それから、ダビデはライオンを何匹も従えて歩くようになると、森の熊さんも真似をしたので、そのうわさが町に広がりました。こんな行列はみたことがなかったからです。
★ さてイスラエルに困ったことが起こりました。隣の強い大きな国と戦争をしたのです。両方の軍が谷を挟んでにらみ合っています。すると向こうからこれまでみたこともない大男が出てきてわめき始めました。「やい、イスラエルの弱虫め、誰かひとりでも俺様と戦うヤツはいないか。いなければ、この大槍でお前たちを蹴散らすぞ・・・」。其の声はわれ鐘のように、地響きのように伝わってきたのです。「ふぇー、ありゃあ何だ・・・怖い・怖い」とみんな震え出したのです。ゴリアテというその大男はやりを振り回しながら毎朝毎夕やってきたんです!
★ そこへダビデがやってきました。兄さんたちにお弁当を持ってきたのです。すると変な声です。「兄さん、あれは何?」。わけを聞いたダビデはすぐ王様にいいました、「ボク野原でライオンにも勝ったんだ。大丈夫、ボクがやっつけてあげるよ」。近くにいた家来がいいました、「王様、この子は変わっていて、ライオンや熊があとに従ってるんですよ」。それを聞くと「よーし、ダビデとやら、頼むぞ」。ダビデはよろいも兜なく、剣のかわりに川で拾った小石5つがあるだけ。
★ 小さな少年がトコトコやってくるのに、大男もびっくり、「何だ!この小僧」といってやりで飛びかかろうとしました。それより早く、ダビデは小石一つを取り出すと石投げを2,3回振り回して飛ばした・・・ビューン、とうなり声をあげて飛んでいって・・・それが見事命中、鎧兜があるので平気なんですが・・・その石はものの見事に、男の「眉間」に命中、そこには何も防ぐものはなかったんです。さすがのゴリアテも大声をあげて、ドターンと倒れました。その地響きときたら・・・まるで大きな地震でもきたような轟音でした。
★ 「うわーっ、すげえ・・・」。イスラエルの全軍の拍手と歓声はあたりを包みました。「やった、それっー」と勇んだ人々は相手を追い散らしました。こうしてイスラエルは救われたのですが、ダビデはいったいどうしてあんなに強いんでしょう。それはいつも野原でお祈りをしていたからです。今でも耳をすますとダビデのお祈りが聞こえてくるかもしれません。イスラエルの人々は本当の神様がダビデを守って下さっているのだと感心しました。
それでは、少年ダビデの歌をみんなで歌いましょう。
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