山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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動物や虫たちの素晴らしい世界 (ヨブ記39章1-5)
2024年7月1日
(礼拝カード NO.11 お話 諏訪園長先生)
★ ヨブという人がいました。子どももたくさんいて、召使いもいて、皆が一生懸命働くので、お金や家畜、財産も多く幸せに暮らしていました。ヨブは親切で困っている人を助けてくれるので町の人みんながヨブを大好きで、何か困ったことがあるとまずヨブに相談していました。
★ ある日このヨブが突然、大変な病気になりました。全身にくまなく腫物ができ、朝から晩まで痛くて痒いので眠ることも食べることもままなりません。見た目もすっかり変わってしまいました。 すると、気味悪がって友達や家族までヨブに近寄らないだけでなく、みんな離れていきました。誰も働く人がいないので、ヨブには何にも無くなってしまいました。
★ ヨブは神様を信じていて一生懸命祈ります。「私はいつも正しいことをして、正しいことを言っています。悪いことはしないし、嘘も言いません。いろんなことを懸命に学んできました。神様のこともよく知っています。そして言う通りにしています。それなのにどうしてこんなひどい目に合わせるんですか?」「私は夜も昼ももう苦しくて、悲しくて我慢できません。こんなことなら生まれてこなければよかった!」と毎日、懸命に訴え続けたのです。
★ ある日いつものように祈っていると、突然風の中から神様の大きな声が聞こえてきました。
「ヨブよ、私が海や陸を創りそこに人や多くの動物や虫たちを創った時、あなたはどこにいたのか?もし知っているなら答えてみよ。」
「海の中の鯨や、崖の上の岩山羊が子を産むのを見たことがあるのか。」
「ライオンや象や河馬、野牛などに向かって命令するとあなたに従って言う通りにするのか。」 「もし何でも知っているなら答えてみよ。」
「鷹や鷲が高いところに巣を作るのはあなたの命令によるのか。」 「鳥たちが南に渡るときを知るのはどうしてなのか。答えてみよ。」
「私が創ったすべての人々、動物、虫たちも生ませるだけでなく、それぞれにふさわしい場と能力を与え、私が成長させている。」
「あなたは、それでも自分が正しく、何でも知っていて、間違っていないというのか。答えてみよ。‥‥」等々 動物たちや虫たちの、人間にはない、想像もつかない素晴らしい能力について次々と語り、神様はヨブに答えを迫ります。
★ ヨブは答えるすべもなく、自分の傲慢さに気づかされます。又神様がご自分で創り出されたすべての命をいとおしみ、そのために休むことなく働いて下さっていることをようやく知り、悔い改めたのです。 ヨブを許した神様は、病気を癒し、すべて元通りにしてくださいました。こうしてヨブは心の平安と喜びのうちに余生を送ったのです。
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