山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」

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情報発信

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幸せの王子様(マタイ6章19節~20節)

2024年1月29日

(礼拝カード NO.40 お話 安希子先生)

★ ある国に「幸せの王子様」と呼ばれていた王子様がいました。王子様はお城でいつも楽しく暮らしていました。ところが風邪にかかって王子様は死んでしまいました。悲しく思った町の人達は、王子様の銅像を建てることにしました。王子様の体全体にキラキラ輝く金箔を飾って、両目にはサファイアを入れました。そして、町の外れに立てました。

★ ある日、一羽のツバメが南の国に寒くなる前に行こうとしていました。でも、疲れたので王子様の銅像の足元で休んでいると、頭の上にポタンと何かが落ちてきました。不思議に思って上を見ると、王子様の目から涙が出て泣いています。理由を聞くと「僕はこんなに町の人達に貧しい人、困っている人がいると、今やっと知った。」そして、ツバメに貧しくて薬が買えない高熱の男の子の家に自分体からの金箔取って届けるように言いました。ツバメは仕方なく思いましが、王子の言う通り男の子へ届けました。次の日も街中で売り物のお花を溝に落として困って泣いていた女の子に、今度は目のサファイアを届けるように言いました。ツバメは仕方なくいきましたが、金箔や宝石をもらって大喜びの人を見ているうちに、だんだん幸せな気持ちになって、南の国には行かないで残る事にしました。残っていた左目は貧しくて2日も食べることが出来なかった家族に届けると、王子様の両目は無くなりましたが、ツバメが「僕が王子様の目の代わりになります。」と言いました。それからは困っている人、貧しい人を見ると金箔をはがしてツバメは届けました。そうしていると、王子様の体にあった金箔も全てなくなり、綺麗だった体はすっかり汚れてしまいました。

★ ある寒い日、ツバメは死んでしまいました。ツバメの死に、悲しさのあまり、王子様の心臓は真っ二つに割れてしまいました。
 汚れた銅像を見た町の人、市長さんは「こんな汚いの置いておけない。ゴミ箱に捨ててこい。そばに落ちているツバメも一緒に持っていけ。」と二人を捨ててしまいました。

★ 天国では神様が天使に言いました。「あの町に行って、世界一美しいものを2つ持ってきなさい。」すると、天使たちは王子様の心臓とツバメを持ってきたのです。神様は「王子様とツバメは自分のことよりも、貧しい人、困っている人、そういう人を助けられる心を持っていた。これより美しいものはない」と言いました。そして、王子様とツバメに向かって息を吹きかけて、もとのように綺麗に元気にしたのです。そして、二人を天国において下さったのです。

★ 私たちも王子様やツバメのように、困っている人に優しく出来るように、周りの人にも思いやる心を持てるようにしていきましょう。



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理事長

社会福祉法人 地の塩会
理事長 矢澤俊彦
荘内教会保育園
園長 諏訪瑞代
997-0034 山形県鶴岡市本町3丁目5-36
電話/FAX 0235-25-7070
ホームページ  http://skh.tyo.ne.jp/

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