山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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北風と太陽
2023年9月4日
(礼拝カード NO.20 お話 諏訪園長先生)
★ 詩篇136.8 大いなる光を造られた者に感謝せよ
そのいつくしみは、とこしえに絶えることがない
★ お空の高い所で、太陽と北風が話していました。すると、遥か下の道をこれは、一人の旅人が歩いています。マント(外套)を着ながら先を急いでいます。すると、北風さんの心にムラムラとおこってきた思いがあります。「そうだ、あのマントを太陽くんと俺様とどっちが早く脱がせるか競争してみよう!何と言っても、俺様は世界中を飛び歩いて強い風や冷たい雪を降らせているんだから。」
★ そこで、この話を太陽くんに持ちかけると、優しい太陽は、「そんなの嫌だよ」と断りました。でも、北風が何回も誘うものですから、仕方なく、そうすることにしました。
★ さて、はじめに「俺に任せろ!」と北風が旅人に向かってビュービュー。それはそれは、強い風でした。「これでマントを吹き飛ばしてやるぞ!」でも、どうでしょう?マントは飛ばされたと思いますか?そう、ダメでした。旅人はますます固く、マントを身にまといました。「ちぇっ、どうしたんだ。俺としたことが。」
★ それを見ながら今度は、太陽がいつものように暖かく明るい光を送り出し始めました。「どうしたんだろう?今度はこんなに嬉しい太陽が出てきた。ああ、助かった。」そう言いながら、旅人は、マントを脱いでしまいました。そして楽しそうな歌を歌い始めました。小鳥たちもお花も嬉しそうです。
★ それを見た北風くんは、「俺の負けだ。」とブツブツ言いながら遠くの方へ行ってしまいました。さて、この太陽くんにとても似ている人がいるんですがわかりますか?そう、イエス様です。イエス様はいつも暖かく優しい光を送ってくれます。だから、心も軽やか、明るくなります。マントで自分を守る必要がありません。
★ それでは、北風くんって、なんでしょう?どこから来て、どこにいると思いますか?よく考えてみてください。それは、もしかしたら私達の心の中に吹いているかもしれません。冷たい心、いばりんぼうで自慢ばっかりする気持ち、意地悪をしたり、酷いことを言ったり、世の中を暗くする風が生まれてくることがあるのです。そこで私達は、優しいイエス様の光を受けて、北風を遠くの方へ飛ばしてしまいましょう。
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