山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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四つの種と四つの土地
2023年8月21日
(礼拝カード NO.18 お話 裕子先生)
★ さて、ある所でお百姓さんが土地に種をまいていました。農夫はおおきなカゴに、麦の種を入れ、大きな手で沢山の種をわしづかみすると、「それっ」と勢いよく空中に放り投げる。なかなか豪快な種まきです(絵を見てください)。
★ さあ、それで沢山の種があちこちに飛んでゆきます。風に飛ばされてゆくのもあります。さあ、みんなどこへ飛んでいったのかな。
★ 最初の種は・・・ヒューと風に乗って降りたのは・・・畑の側の道の上でした。「ここならすぐ芽を出せるぞ」と大喜び。でも芽を出そうとしても固くて芽が出せません。「困ったな」といっているうちに、カラスがやってきたのです。「あっ」と叫んでいるうちに、つつかれ、食べられてしまいました。
★ 二番目の種は、ゴロゴロした石がたくさんある所に落ちました。土がほんの少ししかなかったので、根っこがなかなか張れません。それでも芽がでました。でも、そのうちにお日様に照らされて枯れてしまいました。
★ さて三番目の種さんは・・・綺麗なバラが咲いている所に降りました。早速芽を出し大きくなりかけたのですが・・・困ったことが起きました。お隣からバラのトゲがニョキニョキ・・「こっちへきてはいかんぞ」と「チクリ」と刺すのです。「イテテ」と横を向くと、そっちからもチクチク、どこを向いても刺すのです。トゲにぶつかるし、お日様も当たらず、その種も枯れてしまいました。
★ さて4番目の種さんは・・・広くてお日様も当たる柔らかな土地に落ちました。思いっきり根っこを張って、芽を出しました。お日様の光を浴びて、雨の水を吸い上げ、ぐんぐん大きくなりました。4つ目の種は花を咲かせ、たくさんの実が成りました。
★ これはイエス様がわかりやすいように話してくれた、たとえ話なんですが、“種”というのは、神様の言葉やお話です。“畑”というのは、私達の心、気持ちなんです。
★ 芽が出なかった畑(土地)は『神様なんかいらないよ!自分が一番えらいんだ!』と思ってしまう人です。
★ 鳥(今回はカラスが登場)は『悪魔』のことなんです。悪魔が耳元で「神様なんか信じないほうがいいぞ。神様よりオレ様の方が強い力を持っているだぞ!」とささやきます。すると、月曜日の礼拝で、いろんな先生たちが話す事なんか、すっかり忘れて、友だちに意地悪したり、友だちの気持ちを考えないで、自分のやりたいようにやる人になってしまいます。
★ イバラの下にも落ちました。神様のことを考えるより、お金が一番大切!おいしい物があれば、神様のことを考える暇はない!という人です。
★ たくさんの実が成った4つ目の畑は、神様を信じ、神様にお祈りする人。嬉しい事があると、神様に感謝出来る人のことなんです。
★ さあ、皆さんの心は、この中のどの畑のようでしょうか?
でも、神様は“神様なんかいらないよ!”と思っている人にも、意地悪な人にも、いばりん坊な人にも、神様の事を思い出せるように、あきらめず声をかけ、名前を呼んで下さっているんですよ。
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