山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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放蕩息子を赦すイエス様
2023年6月26日
(礼拝カード NO.11 お話 萌百先生)
★ このお話に出てくるのは、お父さんとその息子。お父さんは天の神様のことで、息子は私達のことですから、よく考えながら聞いてください。
★ ある所に、お父さんと息子が住んでいました。食べ物も着る物も、何不自由ないのですが、息子は、なんだか毎日がつまらなくて、お父さんから離れた遠くの町で自由に暮らしたいと思いました。そこで、お父さんに「お金をください」と何度も頼んで、お父さんのお金を半分貰いました。そして、そのお金を持って、大きな町へ旅に出ました。
★ 大きな町は、キラキラしていて楽しい事がいっぱいありました。美味しいご飯を食べ、遊び尽くして、とうとうお金はなくなってしまいました。この町は知らない人達ばかりで、お金をくれる友達もいません。食べる物はなくて、服もボロボロ。お腹がすいて困った息子が、歩いていると、豚小屋を見つけました。
★ 豚小屋で働かせてもらえる事になりました。あまりにもお腹がすいているので、豚のエサに首を突っ込んで、エサを食べてしまいました。すると、「なんだお前!これは俺達のエサだぞ!お前の食べる物じゃない!さっさと出て行け!」と豚に怒られ、豚小屋を追い出されてしまいました。
★ またトボトボと歩いていると、息子は気づきました。「僕はとんでもない事をしてしまった、お父さんのお金も全部使ってしまった、もう息子でなくていい、働かせてもらおう」最後の元気を振り絞って、家に向かって歩き出しました。
★ その頃、お父さんは可愛い息子を心配して待っていたのです。ある日、遠くに人影を見つけました。息子が帰って来たのがすぐに分かりました。「息子よ、よく帰って来た、生きて帰って来てくれて良かった」「お父さん、ごめんなさい、お金を全部使っちゃって、何も残ってないんだ」「いいんだ、死んでいた私の息子が帰って来たのだからお祝いをしよう」。
★ さあ、みなさん、このお父さんが神様であること、息子は私たちであることを思いながら、もう一度このお話を味わってみましょう。
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