山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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香油を捧げた人
2023年6月5日
(礼拝カード NO.8 お話 諏訪園長先生)
自分の出来る限りのことをしても多くの人は理解してくれない。
でもイエス様はちゃんと分かっていて下さる。
★ みんなは『大きなカブ』のお話を知っていますか?
ある日、おじいさんが畑に行くと甘くて大きなカブが、ますます大きくなっていました。おじいさんは「よいしょ!」と引っぱったけど抜けません。おばあさんが来て、犬が来て、猫が来て、みんなで引っぱっても抜けません。さあ、どうしましょう?
そこへネズミがやって来て、ネズミも一緒に力の限り又、みんなで引っぱりました。声を合わせて「うんとこしょ、どっこいしょ!」と引っぱると、やっとカブは抜けました。
小さなネズミさんも頑張ったから、カブは抜けたんだよ。覚えていてね。
★ ここからは、イエス様のお話です。
★ ある村にシモンさんという人が住んでいました。イエス様はシモンさんの体のブツブツを治すためにシモンさんの家に泊まることになりました。お弟子さん達も一緒です。イエス様が食事の席に着いていると、そこへ一人の女の人が訪ねてきました。この人は昔、イエス様に重い病気を治して頂き、それ以来、イエス様の優しさ、力強さがずっと忘れられずにいました。イエス様のことが大好きだったのです。
★ イエス様の為に自分も何かしたいと思いましたが、ご馳走を作ったりするのはあまり上手ではありません。そこで自分が働いたお金で買った香りの良い大切にしていた油をイエス様に塗ってあげようと思ったのです。
そして、イエス様のところに来るとイエス様の頭にこの香りの良い油をたらしたのです。
★ それを見たお弟子さん達は「なんでこんな無駄なことをするのか?この油を売って、そのお金を貧しい人にあげた方が良かったのに」と厳しく叱りました。
★ するとイエス様は「この女の人は良いことをしたのです」と言われたのです。どうしてイエス様は「良いことをした」といわれたのでしょうか?
それはこの女の人が自分の出来る限りのことをしたからです。イエス様の為に自分の出来る限りのことをしたい。という女の人の心が分かって嬉しかったのです。
★ カブを引っぱったネズミさんも、小さくて弱い力だけで一生懸命みんなと一緒に引っ張ったから、やっとカブは抜けたんだよね。
★ みんなも、どんなに小さなことでも、友だちや人の為に一生懸命やるとイエス様はとても喜んでくれているんだよ。それはイエス様の為にしたことになるからです。
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