山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」

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見えない人の目にイエス様が触ると・・・

2023年1月30日

(礼拝カード NO.40 お話 浩実先生)

★ その男の人の名は、リードさん。20歳のある朝、突然目が見えなくなってしまったのです。いくらこすっても、何をしても周囲は真っ暗です。そのうち治るかもと過ごしていましたが、暗闇の世界に取り残されたままです。歩く事も出来ず、本も読めず、食事にも苦労し、人とお話するのも難しくなりました。周りの人からは「一体誰の罪なんだ?親か?先祖の悪行のたたりかもしれないな。」との噂。リードさんも自分の過去を振り返り、「一体、どうしたんだろう?」と閉じこもり、嘆いてばかりいます。でも、こうしてばかりは居れないと、街角で歌を唄うことに決めました。歌や音楽は得意で小さいころから、みんなの人気者だったからです。最初に行った四つ辻で、早速歌っていると、「よう!お前もか?」と声を掛けてくれた人がいます。チップさんでした。「俺も、小さいころから見えなくて、苦労してきたんだ。ここで、お前と会ったのはラッキーだ!よおし、俺は話をするのが上手いから、みんなを集めてこよう!そうしたら、お前が歌い出したら、いい。きっとお金を恵んでくれると思うから。」「よおし!」という事になり、チップさんが声をかけると、結構沢山の人が集まってきて、リードさんの歌にうっとりです。

★ そうして、半年も経つうちに、なんだか嬉しい噂が聞こえてきました。困った病気を治す、素晴らしいお医者さんのような人が明日この町にもやってくるというのです。歩けない人が歩けたり、耳の聞こえない人が、聞こえるようになったりしたとすれば、俺たちの目も治してくれるかもしれない。と思うと、二人は家にも帰らず、そのままで興奮して、眠ることも出来ません。次の日、その話は本当でした。沢山の群衆がワイワイ・ガヤガヤ・・・。それを聞きつけると二人は大声で「私達を助けて下さい!」と叫び始めました。周りの人は、「うるさいぞ!静かにしろ!!」と言いましたが、二人は勇気を出して「助けて下さい!」と、ますます大きな声で叫び続けました。それを聞きつけた、その人は、群衆を押しのけてやってくると、「そうか!見えないのか?大変だったねぇ」と言い、二人の長い苦しみの物語に、聞き入ってくれたのです。すると、二人の心の中はすっかり明るく温かくなったのです。その時、その人は天を仰いでお祈りをすると、まずリードさんの目に手をあてると「神様、どうぞお癒しを」と、祈りました。その瞬間、リードさんが「あっ!明るくなった!!み・み・み・見える!!」と驚きの声。続いて、チップさんも同様です。「お前たちが見えなくなったのは、誰の罪でもないのだ。」というと、晴れやかに笑いました。その方の名前はイエス様ということが分かりました。イエス様の目も、お顔も、また体中から明るい光が溢れていることが分かりました。

★ 二人はもう、うれし涙が止まりません。周りの人たちも、どんなにビックリしたことでしょう。イエス様が一番という歌を唄い始めました。それを聴きながら、二人は言いました。「イエス様ですね。今日から私達はイエス様の家来であり、弟子です。出来る事は、何でもいたします。どうぞ、なんでもおっしゃってください。」イエス様も大喜びです。それから二人は、続けてその街角で歌い続け、イエス様のお話をしました。お祈りするとイエス様の力がおよんで来たのか、病気の人が治ることがあったのです。さて、私達の目は、特に心の目は見えているでしょうか?もしかしたら、周りの人々も見えず、行く先も真っ暗かもしれません。

(まとめ-園長)



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園長

社会福祉法人 地の塩会
理事長 矢澤俊彦
荘内教会保育園
園長 諏訪瑞代
997-0034 山形県鶴岡市本町3丁目5-36
電話/FAX 0235-25-7070
ホームページ  http://skh.tyo.ne.jp/

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