山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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人間がみな迷子の羊に見えて、イエス様は大忙し
2023年1月23日
(礼拝カード NO.39 お話 裕子先生)
★ 今回は100匹の羊を飼っている羊飼いのお話です。
羊飼いは毎日羊たちに柔らかい美味しい草を食べさせる為に、広い野原へ連れて行きました。羊飼いはいつも羊たちに言いました。「一人で遠くへ行ってはいけないよ。迷子になったり、狼が狙っているからね。」羊たちは優しい羊飼いの側にいればいつも安心でした。
★ 小さいミミちゃん羊は甘えん坊で、いつもおじさんに抱っこされたり、側にくっついていました。お誕生日がきて少し大きくなったミミちゃんは、「ちょっぴり冒険してみよう。」と思いました。皆から離れてお花畑の向こうまで行ってしまったのです。綺麗な水が流れる小川がありました。魚が泳いでいたり、虫がいたりと楽しいことがいっぱいです。いつの間にか辺りは暗くなりました。その時“プオーンプオーン”とおじさんの角笛が聞こえてきました。「あっ!おじさんが呼んでいる。」おじさんの所へ帰ろうと慌てたミミちゃんは、足を滑らせズルズルと谷底へ落ちて行きました。
★ 「メーメー」一生懸命おじさんを呼びましたが、何の返事もありません。ミミちゃんは怖くて寂しくて泣き続けました。
★ その頃、羊飼いのおじさんはいつもの様に羊たちを数えて柵の中に入れていました。1匹、2匹・・・99匹 いくら数えても1匹足りません。ミミちゃんがいないのです。おじさんは99匹をそこへ残してミミちゃんを探しに行きました。
★ 「ミミちゃーん、ミミちゃーん」おやっ!谷底の方から微かに羊の鳴き声が聞こえてきました。「今助けてあげるよー」おじさんは崖に足をぶつけ、いばらの棘にひっかかり、傷だらけになりながらやっとのことでミミちゃんを助け出しました。「良かった、良かった。もう大丈夫だよ。私がいるよ。」羊飼いのおじさんの目は嬉し涙でいっぱいでした。いなくなった1匹の羊が見つかったからでした。
★ この羊飼いというのはイエス様のことです。そして迷子の羊は私たちのことです。迷子になる という事はイエス様のことを忘れてしまい、弱くて寂しい心になったり、いじわるな心を持ってしまうことです。イエス様は自分から離れてしまった人を見つけ出し、耳元で名前を呼び掛けて下さいます。すると“自分は守られている。大丈夫。”と元気な気持ちを取り戻すことができるんです。
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