山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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世界にはとても貧しい人が沢山います
2022年12月26日
(礼拝カード NO.36 お話 矢澤園長先生)
★ ベツレヘム近くのさびしい道を、一人の旅人が歩いていました。すると、向こうから「ヒヒーン!」。元気な声とともに、一頭の馬が走ってきます。そして立ち止まると、「ねえ、ぼくの馬やに、大勢の人がきてね、ぼく追い出されちゃったんだ。とってもかわいくて、ピカピカの赤ちゃんが生まれて、羊飼いや博士なんかも来て大騒ぎ。ぼくも嬉しくなって、みんなに知らせようと走ってきたんです。ぜひ行ってみてね。ヒヒーン」。
★ そこで旅人が星の光がさしている馬小屋に行ってみると・・・やっぱりすごい。オオカミやライオンまで神妙かつ嬉しそうに頭を地面にこすりつけて礼拝してる。旅人が聞いてみると、博士さんの様子に圧倒されて、ついてきたんだそうです。
★ そばにいた娘さんもこう言いました。「私は近くの宿屋の娘。このあたりじゃいたずらっ子で有名でした。さっきもお母さんのいいつけで、いやだったけど、ここにわらをしいたんです。でもこんな赤ちゃんは見たことがありません。私にかわいく笑いかけてくれる。もうこれまでの心のもやもやが、みんな吹き飛んでしまった感じ。もういたずらもいじめもしないぞって、今決心したんです」。
★ そこへ駆け込んできたのは、おかみさんでした。「ご、ご、ごめんなさい!さっきは宿屋から追い出してしまって。探していたら、ここに星がつれてきてくれたんです。マリアさん、赦しておくれ。これからは優しい人になるから・・」。そう言って、おかみさんは号泣しながら、イエス様を拝んだのです。
★ まだいます。それはやっぱり博士さんを襲った強盗たち。いかついこわい顔をしているのに、泣いています。博士の話で心変わり。長い旅の間、ガードマンになってくれた4人でした。「もう悪いことはしないぞ」、と固く決心をしているのです!
★ 旅の人は思いました。「ああ、長い間あちこち旅をしてきたのは、この赤ちゃんに出会うためだったんだ。大きくなったら、みんなの心をますます綺麗にし、元気にする人になるだろう。このイエス様こそ世界の救い主に違いない」。そこで旅の人も、頭を地面にすりつけて礼拝し、大きな声で歌を歌ってあげたんです。
★ こうしてイエス様を拝む人たちはどんどんふえていき、クリスマスの喜びも世界中に広がっていったのです。
(まとめ-園長)
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