山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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「しもべは聞きます。主よ、お話ください」、 少年サムエルの祈り
2022年11月14日
(礼拝カード NO.30 お話 安希子先生)
★ その昔イスラエルにハンナさんという女の人がいました。ハンナさんには子供ができなかったので、周りの人からずいぶんいじめられました。ひどいですね。そこでハンナさんは毎日毎日懸命に神様に泣きながらお祈りしていました。・・・そして、とうとう男の子が授けられたのです。
★ ハンナさんはどんなに大喜びしたことでしょう。そこでこうお祈りしました。「この子は神様からの特別なプレゼント。『サムエル』と名づけ、一生を神様の御用のためにささげます。それからハンナは男の子を大事に大事に育てました。
★ サムエルが少年になると、さっそく約束通り、神様の神殿に預けられ、エリ先生という祭司のもとで修行を始めたのです。掃除や洗濯、そして神様のことを勉強したり・・・そうするうちに不思議な経験をしたんです。
★ ある夜、サムエルが寝ていると、小さな不思議な声・・・「サムエルよ、サムエルよ・・」。それがエリ先生の声に似ているので、「はい 先生、何か御用ですか」と飛び起きて、先生のもとへ行ったのですが・・・。「いや私は呼んでいないよ」、とエリ先生。それから今度はもっと大きな声で2回も呼ばれたサムエルに、先生はこう言いました。「お前は神様から呼ばれているのだ。今度その声が聞こえたならこう答えなさい、『しもべは聞きます。主よ、どうぞお語りください』と」。
★ しばらくすると「サムエルよ」とはっきり聞こえます。彼は飛び起きて正座、そしてこう答えました。「しもべは聞きます、主よ、お語りください」。すると続いて、「お前は私にいつも祈っている。お母さんの気持もよくわかった。大きくなったら、私のために大きなお手伝いをしておくれ」。その声を聞いてサムエルはどんなにうれしかったことか。朝になると早速、エリ先生やお母さんにも伝えて喜んでもらったのです。
★ そして・・・やがてサムエルはイスラエルの王様になって、神様のお仕事の大きなお手伝いをしたんです。さあ、みんなも一生懸命お祈りしていると、名前が呼ばれるかもしれません。そのときには、「しもべは聞きます、主よ、お話ください」と答えましょう。
(まとめ-園長)
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