山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」

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情報発信

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イソップ寓話からいくつか、さあ、何が出てくるか

2022年9月5日

(礼拝カード NO.21 お話 矢澤園長先生)

★ 今日は面白い話を4つします。

★ 最初は「よくばりなカエル」というお話です。カエルは陸の上はモチロン、水の中でも生きることが出来ます。そのカエルの中にとても食いしん坊のカエルがいました。カエルはハエや蚊、大きいものではトンボも食べてしまうのです。食いしん坊カエルは、沢山遊んだのでいつもよりお腹が空いてしまいました。「なんでもいいや!」とパクパク・パクパク食べ続けました。なんだかお腹が大きくなってきた気がします。それでもパクパク・パクパク・・・お腹がどんどん、どんどん大きくなってきました。「パーン!!!」食いしん坊カエルのお腹は破裂してしまったのです。

★ 2つ目は「賢いカラス」というお話。カラスはとても頭が良いと言われています。一匹のカラスが空を飛んでいると、のどが渇いてきました。あちこち見渡すと、旅人が残した空き瓶が落ちていました。見るとその空き瓶には水が入っています。飲みたいと思いましたが、くちばしの太いカラスは細長い瓶には入らず水まで届きません。
しかし、賢いカラスは、河原にいくと、小さな石をポトン・ポトンと瓶の中へ落としていきました。すると、どうでしょう!!水が上の方へ上がってきたのです。石をドンドン入れて、くちばしの届くところまで、水があがってくると、ゴクゴク・・・渇いたノドを潤すことができたのです。

★ 3つ目は、アリとキリギリスです。夏の間、キリギリスは働かずに遊んでばかり。一方アリは、ジリジリと暑い日差しが差す夏も、エサを見つけてはみんなで巣まで運ぶ毎日でした。そんなアリを見ては、キリギリスはバカにしていました。
やがて、夏が終わり、秋が過ぎ、冬になった時、アリは夏の間に蓄えておいた食べ物のおかげで、困らず巣の中で暖かく暮らしていました。キリギリスは、「助けて~」周りに食べ物を求め、助けを求めヨロヨロ歩いていました。「ボクはバカだった。夏の間、アリさんのように秋や冬のことを考えて生活するべきだった」と反省したのです。その様子を見た、アリさんはキリギリスさんに助けの手を差し伸べてあげたのです。

★ 最後は、ロバとおじいさんとその孫が旅をしていました。すると、ある人が「ロバに子どもを乗せた方がいいじゃないか?!」しばらく行くと別の人が「おじいちゃんを歩かせて、若い子どもがロバに乗っているなんて!」というのです。それを聞いて、孫が下りておじいちゃんをロバに乗せて歩き始めました。またしばらく行くと、またまた別の人が「2人が乗ればいいじゃないか?!」それもそうだと2人はロバに乗ると、また旅を続けます。さらに旅を続けていると、ある町の人が「ロバがフウフウいって、重そうじゃないか?!」と言われ、ロバから降りて、ロバを歩かせまいと、ロバの足を棒にくくりつけて、ロバをかついで歩き始めてしまったのです。
このお話は人の話を言われるまま聞いて、自分で考える事をしなかった2人の話です。

★ 神様は頭を使って考えることが出来るように、私達人間には大きな頭を下さいました。この頭をよく使って、賢く生きる人間となれるといいですね。



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園長

社会福祉法人 地の塩会
理事長 矢澤俊彦
荘内教会保育園
園長 諏訪瑞代
997-0034 山形県鶴岡市本町3丁目5-36
電話/FAX 0235-25-7070
ホームページ  http://skh.tyo.ne.jp/

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