山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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朝夕静かにひとり祈るイエス様の力の秘密は
2022年7月11日
(礼拝カード NO.13 お話 矢澤園長先生)
イエス様は早起きでした。イエス様が起きた時間、外はまだ真っ暗です。お弟子さんも側で寝ていましたが、お弟子さん達はグーグーいびきをかいて寝ています。そこで、イエス様は一人で出掛けました。出掛けたのは近くの海辺です。聞こえてくるのは、穏やかな波の音だけです。そこでイエス様はお祈りを始めました。海の向こうはまだ暗く、空には星が出ています。静かな風が吹いてきて、とても心地よい天気です。イエス様のお祈りは1時間も続いています。
一生懸命お祈りしているイエス様の周りに、「ピィーピィー」「チュンチュン・・・チュンチュン」小鳥が集まってきました。「イエス様、おはようございます。」「小鳥さん、朝早いね。よく眠れたのかい?」鳥とも話す力を持つイエス様です。
「イエス様にお願いがあります。」と小鳥さん。「私のいる森にいつも泣いているメスの小鳥がいるんです。そこへイエス様来て頂いて、元気にして挙げてもらえませんか?」と願われたのです。そこでイエス様は、小鳥と一緒に森へ向かいました。森に着くと、泣いている小鳥を探します。すると草むらの中に小さな小さな小鳥がいたのです。小鳥は「私は困っています。こんなに小さくて、誰も見てくれません。声も小さいのか誰も答えてくれません。姿も綺麗ではないし・・・」そう言って泣いているのです。
イエス様は可哀そうだと思いましたが、こういったのです。「小鳥さん、本当は神様があなたを本当に愛してくれていて、この世にあなたが生まれてきたのは神様があなたを大好きだからですよ」「今は体が小さいかもしれないが、だんだん大きくなると思うよ。声もだんだん綺麗になってくると思うよ。姿だって、成長すると美しくなるはず。」「小鳥さん、神様を思い出しなさい。どんなに小さい小鳥でも神様は育てて下さるんですよ」
小鳥も自分が生まれた頃より確かに大きくなってきている事に気付きました。
イエス様は小鳥に歌を歌ってあげました。
♪どんなに小さい小鳥でも、神様は育てて下さるって、イエス様のお言葉。
泣いていた小鳥もだんだん元気になってきました。気が付くと周りに色んな鳥が集まって、イエス様の話を聞いていました。集まってきた鳥も「姿が嫌だな、みんなに嫌われているんじゃないかな?と思っていたけど、イエス様の言葉と歌を聞いていたら、僕も元気が出てきました」と言うのです。別の鳥達も口々に元気が出てきたというのです。
「神さまは僕たち・私達をこの世界に産んでくれて、大事に大切にしてくれて、そして大好きでいて下さる。」そう思うと力が湧いてくるようでした。
そこへ、お弟子さん達がイエス様を探しにやってきました。鳥達がイエス様の周りに集まって、一緒に歌っている様子を見て、お弟子さん達も一緒に歌うのでした。
♪どんなに小さい小鳥でも、神様は育てて下さるって、イエス様のお言葉。
♪名前も知らない野の花も、神様は咲かせて下さるって、イエス様のお言葉。
この歌のあと、イエス様はもう一度お祈りをしたのです。
その声を小鳥やお弟子さん達は、静かに聞き、共にお祈りしたのです。
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