山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」

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苦しみ泣いているイエス様

2022年3月7日

(礼拝カード NO.45 お話 矢澤園長先生)

★ 向こうが悪い、相手の方が悪い、と私達はよく言います。また社会や教育や環境、さらには時代がよくない、とそれらを責めたりします。でもよく考えてみると、自分が悪いと思えてくることがよくあります。

★ 今日のカードの絵は、20世紀の有名な画家ルオーの「苦しむキリスト」です。じっと見ていると、苦痛にゆがんだ表情に、深い悲しみが漂っている。今にも泣き出しそう、いやもうどれだけの涙を流していることか。周囲の人々のすべての悲しみを「海綿のように」吸い取ろうとしているのです。

★ ルオーは初め、当時の社会の底辺で泣く娼婦やピエロや道化師などを描いて、冷たく不公平な社会を鋭く批判しました。「周囲が悪い」という考えからでした。でもやがて画風が変わり、きょうのような「受難のキリスト」を好んで描いた。人類の苦しみを自分が苦しむ。それらをしっかり受け止めて、みんなに代わって苦しむ。そうして人々を苦痛から解き放ってあげたい、と願ったのです。いわば我々人類の「大親」です。

★ 確かにイエス様はそういう人でした。弱く無力で、迷子のような人たちの味方でした。社会的偏見や病気や暗い運命に苦しむ人をどれだけ助けてあげたことでしょう。そして何より他人を責めることをしません。悪口を言いふらす人、ねたみやいばりんぼうでふくれ上がる意地悪な人も、見逃してあげました。考えなしで、「十字架につけろ」と狂い叫ぶ群衆にも、かえって同情しました。ひどい言葉でののしられても、ののしり返さず、すべてを耐え忍んでいました。そうして(逃げることもできたのに)十字架につけられてしまった。その木の上で、苦痛にゆがみながら、「神よ、人間たちをおゆるしください。自分がなにをしているのか、さっぱり分らないでいるのですから」、と叫んだと聖書に記されています。まさにルオーの絵が示すとおりです。

★ さあ、みなさん、私達にはそんなイエス様がついているんです。苦しい時、さびしい時、誰にもいえない悩みの時、心を開いてイエス様に訴えてみましょう。必ず楽にしてくださる、私達の苦しみをすべて吸い取ってくださるのですから。

★ 震災やコロナで亡くなった人や、なお苦しむ人達のことも、必ず良くしてくださるに違いありません。

(以上は、今日のお話を基にして、私が保護者向きに書き直したもの。子どもたちにこんな難しいお話をしたわけでではありませんので、念のため―園長)



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園長

社会福祉法人 地の塩会
荘内教会保育園
理事長・園長 矢澤俊彦

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