山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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あなたの家の前に乞食がいます
2021年11月29日
(礼拝カード NO.32 お話 優先生)
★ 今日から教会で礼拝を行いました。「教会はイエス様・神様のいるところだよ」と園長先生のお話に、みんな興味津々で教会を見回していました。クリスマスを迎えるまで、毎週教会での月曜礼拝となります。嬉しいですね。
★ ある所に大変なお金持ちが住んでいました。毎日ぜいたくに遊びくらしています。家も御殿みたいだし、食べ物も豪華です。お金持ちはいつも友達を呼んでは飲み食いです。さて、その近くに身体の弱ったラザロという乞食がいました。ボロをまとい、いつもおなかはペコペコ、そして全身に赤いできものができて、みんな気味悪がって近づいてくれません。でもやっとの思いで、その金持ちの家まで、地面をはうようにしてたどり着いたのです。
★ 「何か食べるものをください」。大きな声を出したつもりなのですが、蚊のなくような小さな声です。それでも、お家」の家来が聞きつけて怒鳴りました。「汚い乞食野郎、ここはお前なんかの来る所じゃない。遠くへ行け、シッ!シー」と、ヒドイものです。そして水一杯飲ませてはくれなかったのです。
★ かわいそうに、ラザロはそのまま息絶えました。家来は「ややっ、死んだのかな。お前、見てこい」と下役に命じると、下役は棒きれをもってきて、ラザロを突つき、云いました。「もう動きませんぜ」。そこでまた命令しました。「しかたない、ゴミ箱に捨ててこい」。捨てられたラザロに腹ぺこの野良犬がきて、できものをなめていましたが、その犬も動かなくなってしまいました。でも、そこにさわやかな天の光が降ってきました。イエス様が迎えに来てくれたのでしょう。
★ やがてお金持ちもブヨブヨに太って病気で死んでしまいました。大きくて立派なお葬式でしたが、それからどこへつれていかれたと思う?(子らはすぐ「地獄」との声、すごいな、と思いました)。そこはあちこちにいつも大きな火が燃えていて、その暑さでやけどしそうなんです。そこで神様に叫びました、「熱くて熱くてたまりません。どうかラザロを呼んで、天へ連れて行ってください」。・・・
★ でも神様はこう答えました、「それはムリですよ。生きてるとき、お前はあんなに遊び暮らし、乞食のラザロを見捨てていたじゃあないか。だから今度はお前さんの苦しむ番なんだよ」。
★ みんなは、今のお話でいうとどっちに近いかというと、食べ物も着物もお家もあるし、あのお金持ちに近いと思います。でも貧しいラザロさんたちを助けられる人になりたいですね。
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