山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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燃える炎の中でも三勇士は平気
2021年11月15日
(礼拝カード NO.30 お話 矢澤園長先生)
★ ネブカ王は、戦いでは連戦連勝。それとともに自分はこの世界で一番強くて、一番えらい王様だ!と思うようになっていました。誰も自分の言うことに反対するはずはないと思うようになっていました。
★ そんなネブカ王は、お城の前の広い土地に大きな王様の姿をした金の像を建てさせました。そして国中にこう伝えたのです。「笛と琴の音を聞いたら、国中の人は誰でもこの金の像の方に向かってひれ伏して拝まなければいけない。王の命令を聞かない者は、火の中に投げ込まれる。」この命令を聞いた人々は、笛と琴の音が鳴ると金の像を拝みました。
★ ところが、家来が王様のところへ報告にきました。「王様、あなたの命令を無視して、王様がお建てになった金の像を拝まないものが3人います。」これを聞いてネブカ王は、プンプンに怒って、その3人をすぐ捕まえさせました。
★ ネブカ王の前に連れてこられたのは、ダニエル、メシャク、アベド・ネゴという3人の若者でした。3人は頭がよく、人々の生活がどうしたらよくなるかを考える仕事を任されていた人たちです。王は3人に言いました。「私が建てた金の像を拝まないなら、火の中に投げ入れるぞ。お前たちを救い出せる神などいるはずはないんだぞ!」
★ ダニエル達の3人は王に答えました。「私たちが信じる神様は、燃える火の中からも救うことが出来る方です。そして、救ってくださいます。でも、もし神様が救ってくださらなくても、それでも私たちが金の像を拝むことはありません。」王様は血相を変えて、火の勢いをこれまでの7倍にさせて、3人の若者を投げ込みました。3人ともすぐに真っ黒に焼けて、灰になってしまうと思ったのです。
★ しかし、しばらくたってゴーゴーと勢いよく燃える火の中を見ると4人の人影が見えます。火の中を自由に歩いています。王はビックリして、目をパチクリさせました。「おおい、ダニエル達よ、本当の神を信じる者たちよ。火の中から出てきなさい。」火の中から出てきた3人は、やけどをしていないどころか、髪の毛も焦げてはいないし、服も元のまま、火のにおいさえしないのです。
★ 王は気づきました。「ダニエル達の3人が信じている神様は本当の神様だ。こんな神様は他にいない。」そして、それからずっと、この3人を大切に扱いました。
★ 神様が望んでおられることは一つです。神様でも何でもないものを怖がって従って生きていくのではなく、私たちを本当に愛して、本当に救ってくださるお方を礼拝していくことが大切なのだと。
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