山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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神様のラッパで元気モリモリ
2021年10月18日
(礼拝カード NO.26 お話 矢澤園長先生)
★ 砂漠の40年の旅を終えたイスラエルのリーダー、モーセさんはついに死んでしまいました。その時、ヨシュアさんと言う人に「よろしく頼む」とモーセさん。とにかく、何万と言う様々な人を率いる主導者です。ヨシュアさんはとても不安で心配になって一生懸命お祈りしました。「ヨシュア、恐れることはない。心を強くするのだ。私はお前といつも共にいて、助けてあげよう。」それは、神様からの言葉でした。どんなに励まされたことでしょう。
★ そこで、勇気を出して出発すると間もなく、エリコという大きな町が見えてきました。見えてきたと言っても、なんとその町は高く・分厚い城壁に囲まれているので、なかはよく見えないのです。でも、この大きな町にみんなが住むように神様は言われたのです。ビクビクしながらまわってみると、入口はどこにもありません。ただ、ところどころに怖そうな番兵が立って睨んでいるだけです。
★ 「さあ、困った。どうしよう?これでは、とても入っていけない。」そこで、ヨシュアさんは、またお祈りしました。神様の答えは、不思議なものでした。「なかの人と戦ってはいけない。お祈りで勝つのです。まず、みんなの中から、ラッパの名手を選び、そのあとに十戒を記した箱を担いで、そのあとを黙って、みんなが歩くのです。エリコの町を一日一巡し、七日間、それを行うのです。」ヨシュアさんがこのことをみんなに話すと、とても不思議な顔をされましたが、これは神様の御命令であるので、その通りしたのです。
★ エリコの人たちは毎日とても静かな中に、不思議なラッパの音だけが響いているので、とても心配になってきました。「いったい何が起こるのだろう?」とうとう、七日目になりました。最後の一回りを終えた時のことです。とても考えられない奇跡がまた起こったのです。「ド、ド、ドーン・・・ガラガラ、ガッシャン!!」長くて高い、厚い城壁が、一瞬にして崩れ落ちたのです。その大きな音、濛々たる煙、これにはヨシュアさん達、イスラエルの人もビックリ仰天です。そして、なかにいたエリコの人たちは恐れのあまり何も持たず、逃げ出していったのです。町の様子をよく見ると、田んぼや畑・果樹もあり、牛や羊の生き物も多くいます。これこそ、神様の御力で、下さった町です。ヨシュアさんは、みんなとお祈りして感謝しました。七人のラッパ隊は、もう一度、喜びの音楽を演奏すると、みんな嬉しくなり踊りだしたのです。
★ さて、私たちも大きな困難に直面した時、この話しを思い起こしましょう。7回も町を巡るということは、何度も何度もお祈りすることを意味していると思います。するといつの間にか困難は消えていることでしょう。
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