山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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砂上の家と岩上の家
2021年5月17日
(礼拝カード NO.6 お話 浩実先生)
★ ある日曜日、クマの兄弟も、森の教会に出席していました。そこの先生はやさしいヤギさんです。ヤギさんはこんなお話をしてくれました。「さあ、お前たち兄弟もみんな大きくなったね。これからはお母さんのお家を離れて、自分の家を建てるときですね。大きくなったからね。そこでよく聞きなさい。どこに建てるか、何を使って建てるか・・・自分の頭でよーく考えてくださいよ」。お母さんも心配そう。でも「しっかり考えてね」とだけ言いました。
★ そこで2匹は勇んで出かけました。上のお兄さんはヒー君です。さあ、どこにしようかなあ、と思って歩いていると、川のほとりにきました。ここは涼しいし、砂の上だから簡単だ。そう思うと、納屋からわらをもってきて、たちまち大きな家ができました。「どんなもんだ」、とヒー君は得意です。
★ 弟はミーくん。とてもよく考えるこぶたです。あちこちを探してまわって決めたのは・・・なんと大きな岩の上です。ここは作るのは大変だけど、雨が降っても地震がきても大丈夫だ。そこでいろんな道具と石やレンガやしっくいを持ってきて、トンカチトンカチ。固い岩の上での作業は時間がかかります。通る仲間の動物たちが馬鹿にします。ありゃあ馬鹿だよ、と。でもどっちが愚かかが分かる時がきました。
★ ミーくんが自分の小さいけれど頑丈なお家を建て終わってしばらくすると。そう、これまでにない大雨が降り、川が水であふれ、洪水となりました。ヒー君の家はあっという間に流されました。慌ててミーの家へ。大丈夫、その家は岩の上なので、びくともしません。ミーはお兄ちゃんの声を聞くとすぐ中へ入れてあげました。
★ 「なんて馬鹿だったんだ。よく考えるようイエスさまの教えを聞いていたのに・・・ミーちゃんを馬鹿にしてこめんごめん」、とお兄ちゃんは謝りました。
★ 大事なことはあなたの人生と生活を「岩の上」に建てること。砂の上にどんなに派手で立派そうなものを建てても、嵐や強風や地震がくればイチコロ、ひとたまりもありません。
★ 岩とは、イエス様の教えのこと、教えを聞くだけでなく、実行することです。自分たちの人生も、日本の国も、頑丈なイエス様の上に建てなくてはなりません。
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