山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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復活されたイエス様がマリアに・・・・・・
2021年4月5日
(礼拝カード NO.1 お話 矢澤園長先生)
★ みなさん生き物が死んでるのを見たことある?人間も死んでいきます。でもイエス様はただ死んだんじゃなくて、殺されたんです。悲しいですね。でも棺にいれたイエス様は運ばれていき、山のふもとの洞窟に置かれ、その入り口は大きな石でふさがれました。もしかして誰かが盗みにくるかもしれない、と思われたからです。
★ その様子をじっと見ていた女の人がいます。マグダラのマリアさんといいます。大恩人であるイエス様がどうなったか、泣きながら見届けていたんです。家に帰っても思うのはイエス様のことばかり。でも次の日は安息日といって祈りと礼拝だけで1日過ごすというのがユダヤ人のきまりです。お墓に行くこともできません。ああ、イエス様にあいたい・・・。
★ さあ、マリアは眠ることができません。3日目の朝、まだ真っ暗なのに、花や乳香をもってマリアはあの山の洞穴に走ります。暗いのに何もこわいものはありません。お墓が見えてきて、はっと気づきました。入り口の大きな石があることを。ああだめだ。あんな大きいものは動かせない・・困った、と思っていた時です。ゴロゴロ、ギー・・・なんと、あの大岩が少しずつ、ひとりで回転して・・・そこにぽっかり入り口が開いたではありませんか!「うわっ、すごい!神様が助けて下さったんだ」。マリアはこわさや不気味さより、嬉しさの余り、走って洞穴の中に駆け込み、「イエス様っ」と探し始めました。中は結構広かった。でも奥のほうにあるあのお棺が見つかり、喜んでふたを開けてみると・・・なんと空っぽなんです。よく見ると、そばにイエス様を包んだ布だけが置いてあるだけ。「あっ、大事なイエス様がいない・・・どうしたんだろう・・・誰かが盗んだんだろうか?いや、さっきまであの岩があったんだし・・・」と思いながら、その場にへたへたと座り込んでしくしく泣き始めました。
★ そうしながら、マグダラのマリアはこれまでの人生をふりかえっていました。小さい頃、仮病を使って保育園を休んだこと、母さんにウソをついて学校をさぼったこと、大人になっても働くのが嫌いで、遊んだり、人をだましてきたこと・・それらが次々と浮かんできて、何度も「イエス様、御免なさい」を繰り返しているうちに、足元に小さなお池ができてしまいました。「涙の池」ですね。その時です。後から「マリアよ」と不思議な声が聞こえます。振り向くと、どうやらお墓の番人のよう。「あの棺にいた人をどこへ運びましたか?大事なイエス様です。教えてください、お会いしたいんです・・・お願いしま・・・」、と言ってるうちに、その人の顔が変わっていって・・・「あっ、イエス様だ」と叫ぶマリア。「そうだ私だ。神様は生きておられる。わたしも力を受けてよみがえったのだ。さあこのことを、弟子たち仲間たち、そして世界中の人たちに伝えてほしい。そしてみんな元気一杯に生きていくのだ」。イエス様のお声は力に満ちています。マリアはうれしくて、また涙、涙です。「わかりました。もう泣きません。立ち上がって、今度は仲間の弟子たちのところへ大急ぎのマリアでした。
(まとめ-園長)
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