山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」

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一番弱い人を大事にする

2021年2月8日

(礼拝カード NO.42 お話 裕子先生)

★ 森の近くに7歳のメリーちゃんがお母さんと暮らしていました。メリーちゃんのお父さんは、メリーちゃんが小さい時、亡くなりました。お母さんの仕事は、森で薪を拾ってそれを売って暮らしていました。メリーちゃんもお手伝いをします。夜になると、お母さんがイエス様のことが書いてある聖書を読んでくれました。それで、メリーちゃんはイエス様のことが大好きになっていきました。お母さんは、体があまり丈夫ではありませんでした。今日も3日前から熱が出て、ベッドで横たわっています。「お母さん、大丈夫?」一生懸命看病するのですが、なかなか良くなりません。心細くなったメリーちゃんは「神様って本当にいるの?一生懸命働いても、いつも貧乏だし、お母さんも病気になってしまう。イエス様に会いたいけど、イエス様はずっと昔に十字架につけられてしまったんでしょ?もう会えないね。私たちのことなんか知らないよね?」とお母さんに聞くと、「神様は私たちのことを見て、守って下さっているよ。イエス様もそうですよ!」というのです。

★ 食べるものがだんだんなくなってきました。「メリー、お金が少し残っているから、そのお金で食べ物を買ってきておくれ。途中で薪を拾って、それを売ってそのお金も使うといいよ」とお母さんから買い物を頼まれました。朝早く、メリーは出掛けました。お母さんは出掛ける時に「寒いから、このマントを着ていくといいよ。」と家にたった1枚しかないマントでした。メリーには少し大きいマントでしたが、とっても暖かです。

★ 町までは遠い道のり。馬車なんてありませんでしたから、一生懸命歩いて向かいます。町にもうすぐ着く時、川の近くで泣いている一人の男の子と出会いました。「エーン!エーン!」「どうしたの?」「父ちゃんに拾ってくるように言われた薪を、転んで川に落としてしまったんだよ!父ちゃんに怒られる。」確かに川を見ると薪が流されています。「大丈夫、泣かないで!私の薪をあげるから!これを持ってお家へ帰りなさい。」と大事な薪を男の子にあげました。「ありがとう!」男の子は嬉しそうに家に帰っていきました。薪が全部なくなったけど、メリーちゃんは「まぁいいわ」と思いました。だって、元気に家へ帰る男の子の姿を見たら、メリーちゃんも元気をもらったような気がしたからです。

★ 町に着くと、少しのお金で、ミカンなら冷たくて熱のあるお母さんでも食べられると思い、八百屋さんへ向かいました。そして買えたミカンは小さいミカンが2個でした。「さあ、家へ帰ろう!」町外れまで来たとき、座り込む男の人がいました。目つきは鋭く、ちょっと怖そうです。その男の人に近づこうとした時、別の人が「お嬢さん!アイツに近づかないほうがいいぞ。アイツは嘘つきで乱暴者。意地悪で人の物を盗むし、町中の嫌われ者だから、やめとけ!」でも、メリーちゃんはその人を放ってはおけませんでした。「おじさん、どうしたの?具合悪そうだけど?」「金も、家もない。腹も減ってもう動けない!」と怒ったように言いました。「じゃあ、おじさん、これでも食べて!」とミカンを差し出しました。男の人はびっくりしました。「こんな俺でも優しく声を掛けてくれる人がいるんだ」と。「俺は1個もらえばいいよ!」とミカン1個を手に取り、食べました。その男の人の顔はちょっとピンク色になったような気がしました。

★ 帰り道を急ぐメリーちゃん、しばらく行くと「たすけて、たすけてー」という声が聞こえてきました。周りを見渡すと、女の人が立っています。「どうしたんですか?」「強盗に襲われて、お金も服も全部取られてしまったんです。」寒い日なのに、夏のような恰好で震えています。それを見たメリーちゃんは着ていたマントを差し出しました。「えっ!いいんですか?」「私は大丈夫!走っていけば寒くはありません」その女の人は嬉しそうに帰っていきました。

★ 「ただいま!」家に帰るとお母さんに今日の出来事を全部話しました。お母さんに買ってきたミカンでしたが、2人で半分ずつ分け合って食べました。お腹は空いていたけれど、今日出会った人達の笑顔を思い出すと心が温かくなってきました。その夜、メリーちゃんは不思議な夢を見ました。

★ メリーは森の中を歩いています。その森の先が明るく光って、そちらからメリーを呼ぶ声がします。「メリー、メリー!」「私だよ!イエスだよ」光の先に男の人が立っています。「メリー、今日は私を助けてくれてありがとう。」「えっ、イエス様、私は助けてなんていませんよ?」イエス様は「今日は、出会った3人は全部私なんだよ!だからメリーは私を助けてくれたんだよ。私もメリーをこれからもずっと助けてあげるからね。優しい心を忘れないで、元気に生きていくんだよ」と言うとスゥ―っと姿が消えたのです。

★ 朝です。この不思議な夢をお母さんに教えると、びっくりした様子のお母さんも言うのです。「私もイエス様に会った夢を見たんだよ」それから、お母さんはグングン元気になって、病気もすっかり良くなったのです。それからは、メリーもお母さんもイエス様のことを毎日忘れずに過ごしたのです。

★ イエス様はメリーの前に姿を変えて現れました。イエス様は病気の人、力の無い人、家の無い人などの中にいます。そう人達のことを忘れず、私たちも助けてあげたいですね。



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園長

社会福祉法人 地の塩会
荘内教会保育園
理事長・園長 矢澤俊彦

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