山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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神の力に包まれたマリア
2020年11月30日
(礼拝カード NO.33 お話 優先生)
★ 2千年も前のこと。天国では沢山の天使たちを前に神様がお話していました。
「わたしはいよいよ一人息子のイエスをあの暗い世界に送り出そうと思う。ごらん、明日食べるものがない人々が泣いています。それを見ながら助けない人。心が凍りついているんです。マッチを水に落として沈んでる女の子。帰るとどなられ、ムチでたたかれるんです。お金がなくて医者にかかれないおじいさんも大勢です。その他、けんかやいじめやいばりん坊が多い。さそこでわたしはこの世界をすくうのに、イエスをつかわすのだ。そこでガブリエル、お前があのマリアにこのことをお伝えてほしいんだ」。「大事なおいいつけですね。はい、わかりました」、とガブリエル。
★ さてマリアはよくはたらく娘でした。お父さんを助けてお母さんも忙しいので、掃除、洗濯はマリアの仕事、ごはんつくりもよくお手伝いをしました。そんなある日・・・お掃除をしているマリアの部屋の窓が急に明るくなって・・・いい音楽とともに天使が現れたのです。マリアはお話で聞いていただけですので、びっくり仰天、倒れそうになりました。ガブリエルは告げました。
「こわがらなくていいいんです。すばらしいお知らせですから。もうすぐあなたは男の子を産みます。名前はイエスです。イエス様は大きくなると、世界を救う人になりますから。ごらんなさい。泣いてる人、貧しい人、病気の人やけんかしてる人がたーくさんいるでしょう。この世界全体を明るく楽しくする人が、マリア、あなたから生まれるんです!人間には不思議です。でも神様にできないことはないんですよ。信じて従いなさい、必ずお守りがありますから・・安心していていいのですよ」。
★ びっくりしているマリアをおいて天使は去っていきました。胸をドキドキさせているマリア。でもしばらくするとヨセフさんのことが心配になってきました。天使がきたことや世界を救う人のことなんか話しても、夢でもみたのか、といわれる・・・どうしよう・・・とても迷ったんですが、ある日思い切ってそれを話したんです。
でも・・・やっぱりヨセフさんは信じないどころか、「マリアのうそつき」といわれ、けんかになってしまったのです。泣きながら帰るマリア。
★ でも其の夜・・・ヨセフさんのところにも天使がやってきたんです。やはり天使など見たことがないヨセフです。びっくりしながら、「そうか、マリアのいうことは本当だったのか・・・不思議なことだ。世界を救う人が生まれるなんて何とすばらしいこと・・・マリアを応援しなくては・・・」。そう思ったヨセフはもう眠ることもできません。朝になると。大急ぎでマリアを訪ねてお話し「怒ってごめんなさい。マリアはやはりウソなんかついてない。はやく結婚しよう」。マリアはそれを聞いてどんなに喜んだことでしょう。やがてマリアのおなかが大きくなってきました。
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