山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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天から落ちてきた10の戒め
2020年10月19日
(礼拝カード NO.27 お話 矢澤園長先生)
★ 海が割れたり、砂漠を旅するイスラエルの人達の心は燃えていました。ところがしばらく行くと・・またまた大失敗をして神様にしかられるはめになったんです。
それは旅を続けて大きなシナイ山という山のふもとにきた時のことです。
★ その山は突然雲が湧き出し、雷も鳴り、不思議なラッパの音も聞こえてきてみんなびっくり。「あ、あれはわしを呼んでいるのだ」、とモーセさん。そこでみなを集めて言いました。「わたしはこれからこの山頂に行き、神様と色々大事なお話をしてくる。長くなってもしっかりお祈りして待っているように」。そこでモーセはきびしい山道をひとり登り始めたのです。
★ 山頂に着くと・・・目には見えませんが、神様が静かにお話を始めました。そして一番大事なことが書いてある石の板を下さいました。そこに記された第一のことは・・・「わたし以外の神様を拝んではいけない。太陽や月や山や海、また人間や動物や植物など、どんなありがたいものでも神様として礼拝してはいけない。これをしっかり守らせなさい」、とありました。
★ そのころ山の下では・・・。モーセさんがなかなか山をおりてこないので、みなイライラ。モーセはどこへ行っちゃったんだろう。俺たちを見捨ててしまったんじゃなかろうか?いつまでこんな宙ぶらりんな状態にしておくのか。みんな怒り出すと、こんなことを言い始めました。「よーし、こうなったらオレたちで新しい神様を作ろう。目に見える、手でさわれる素晴らしい神様を作ろうではないか。でもどうして神様を・・・?みんなのリーダーとなったアロンは、自分の思いつきでこい命令しました。「おーい、よく聞け。みんな自分のネックレスや指輪を全部ここに持ってくるのだ。そして金で子牛を作るのだ」。みんなはこれに大賛成。すぐ女ばかりでなく男たちも、身につけている光るものを全部出した。小山ができるくらい沢山の金を強い火で煮込んでから、子牛の型枠に流し込むのです。汗だくだくの大仕事でしたが、「これでわしらの新しい神様ができるのだ」、と思うと張り切りました。それを見守る沢山の人々。
★ 「できた、できた!すごい、ピカピカ光るすごい神様だ。遠くからよく見えるし、誰でもさわれるよ・・・」。うれしいな、万歳万歳!そこで子牛を囲みながら、飲めや歌えの大騒ぎです。
★ そこへモーセが山から下りてきて、烈火のように怒りました。そして2枚の石の板を力一杯子牛めがけてなげつける。すると子牛はもう粉々に砕け散りました。それとともに激しい雷鳴とともに雷が落ちてきて、子牛を作った10人が打たれて即死。異様な恐れの空気があたりを支配しました。
★ モーセは静かに話しました。「神様を軽んじるとこわいだろう。神様は生きています。海を割ってくれたり、空からのパンを降らせてくれたことを忘れてはいけないよ」。それからというもの、イスラエルの人は、もう二度と指輪やイアリングをつけなくなったそうです。金の子牛のような神様を、自分たちで二度と作らないためです。
★ でもわたしたちは今どうでしょうか。見えない神様の代わりに、やっぱり見えるお金やいいお家、仕事や健康や友人など、頼りになりそうなものを神として拝んでいるのではないでしょうか!
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