山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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あっ、危ない谷底の羊
2020年4月20日
(礼拝カード NO.3 お話 ヒトミ先生)
★ 「羊ってみたことある?」羊はとてもか弱く、性格も穏やかで目は極度の近視、さらに群れをつくって生活しています。以上の為に羊飼いと言う人がどうしても必要な生き物です。
★ さて、ある村に二人の羊飼いがいました。一方は羊が大好きでよく面倒を見ました。他方は雇われた羊飼いで内心、羊の事など心にかけていませんでした。羊の好きなおじさんは、一匹一匹の名前を知り癖や好みや特徴もよく判ります。顔も見分けられるし、声も聞き分けられます。いつも皆の事を心にかけて元気でいるように、祈っています。羊を連れて良い青草やおいしい水場がないか、いつも探しています。病気になった羊がいれば一生懸命手当をし、夜通し看病もします。
★ ある時、一匹の羊がどこかへ行ってしまいました。「あっ!大変だ!」と気づいたおじさんは、群れの皆によく言い聞かせて、迷子の羊を探しに出かけました。何時間もかかってやっと見つけ出した喜び、また見つけ出された喜びはどんなに深いものだったことでしょう。また、ある時はオオカミが三匹もやって来て羊を襲いました。おじさんは杖を持って戦い、命がけで羊を守ってくれたのです。羊飼いの体中は血だらけ、傷だらけでした。それを見て、羊たちはどんなに感謝したことでしょう。こうして皆の絆は深まっていきました。
★ ところが、雇われているおじさんは違いました。羊たちの名前も癖も特徴もよく知りません。青草や水辺も一生懸命探そうとしません。病気になった羊がいても、見て見ぬフリです。迷子の羊が出た時も「まあいいや。まだ沢山いるから。一匹位どうなっても。」と、探しに行こうともしないのです。そして、オオカミが襲ってきた時、まず最初に逃げ出したのは、その心の冷たい羊飼いでした。それにはオオカミさんも驚いたくらいです。
★ さて、私たちにとってイエス様は羊飼いです。さあ、どっちの方かな?もちろん、とても優しい羊飼いの方ですね。
★ でも、これは怖い話でもあります。イエス様が羊飼いとして私達の側にいてくれないなら、弱い私たちはとても生きていけない。食べ物も探せず、獣にも食べられてしまうからです。みんなの側に、イエス様がいるでしょうか?イエス様なんかいなくたって生きていけると思っているでしょうか?よく考えてみましょう。
(まとめ-園長)
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