山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」

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情報発信

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四つの種と四つの土地

2020年2月25日

(礼拝カード NO.44 お話 優香先生)

★ さて、ある所でお百姓さんが土地に種をまいていました。農夫はおおきなかごに、麦の種を入れ、大きな手で沢山の種をわしづかみすると、「それっ」と勢いよく空中に放り投げる。なかなか豪快な種まきです(絵を見てください)。実はこの農夫はイエス様なんです。

★ さあ、それで沢山の種があちこちに飛んでゆきます。風に飛ばされてゆくのもあります。さあ、みんなどこへ飛んでいったのかな。

★ 最初の種は・・・ヒューと風に乗って降りたのは・・・道ばたの浅い土の上でした。「ここならすぐ芽を出せるぞ」と大喜び。でも芽を出そうとしても固くて芽が出せません。「困ったな」といっているうちに、スズメがやってきたのです。種にとってはとても怖い生き物なのです。「あっ」と叫んでいるうちに、つつかれ、食べられてしまったのです。

★ 二番目の種は、大きな綺麗な石を見つけて、そこに降りたのです。最初は暖かくて気持ちよかったのですが、だんだん暑い太陽がジリジリ・・・暑いのに水も飲めず可哀そうに枯れてしまいました。

★ さて三番目の種さんは・・・綺麗なバラが咲いている所に降りました。バラさんが友だちで嬉しくてたまりません。早速芽を出し大きくなりかけたのですが・・・困ったことが起きました。お隣からバラのトゲがニョキニョキ・・「こっちへきてはいかんぞ」と「チクリ」と刺すのです。「イテテ」と横を向くと、そっちからもチクチク、どこを向いても刺すのです。おまけにお日様も当たらず、寒くて仕方ありません。「うわっ、こりゃあダメだ」。落胆した種くんはしおれて死んでしまいました。

★ さて4番目の種さんは・・・よく考える種さんでした。あの道端も石の上も、バラの近くも良くないことに気が付きました。そして、広くてお日様も当たる柔らかな土地を選んで落ちたのです。「ああ、よかった。」種はすぐ芽を出して、やがて花が咲き、黄金色の麦が実ったのです。そこへやってきたのがお百姓さんの姿をした、イエス様ですね。そして、その賢い種さんを「よかったね」と言って褒めてくれました。

★ さて、4番目の良い土地は、どこにあるのかな?と思っていたら、「そうだ、この保育園こそ、良い土地なんだ。私達は、そこへ飛んできた種さんなんだ。毎日楽しくて、沢山遊べる。水も空気も日光もたくさん・・・この保育園はイエス様が育ててくれる良い土地で皆さんは良い種であることを感じて下さい。どんどん大きくなれるようにお祈りしましょう。」



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園長

社会福祉法人 地の塩会
理事長 矢澤俊彦
荘内教会保育園
園長 諏訪瑞代
997-0034 山形県鶴岡市本町3丁目5-36
電話/FAX 0235-25-7070
ホームページ  http://skh.tyo.ne.jp/

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