山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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イエス様の少年時代を想像して
2020年1月6日
(礼拝カード NO.37 お話 矢澤園長先生)
★ イエス様はスクスクと大きくなり、もう12歳です。ヨセフさんの大工仕事もよく手伝い、下の子の面倒も、マリアさんの台所仕事もよくしました。ヨセフさんはそんな息子をみて、都エルサレムで開催される「過ぎ越し祭り」に連れていくことにしました。
それはそれは大きな祭で、国中から沢山に人が集まってきました。少年イエス様はもう大喜び、夢中であちこちを見て歩いています。
★ さて、帰り道でヨセフさんたちは、イエス様がどこかにはぐれていなくなっているのに気がつきました。「どこへ行ったんだろう」・・・親戚の人たちも、もう一度、都へ引き返して、あちこちを探しましたが見つかりません。くたくたになった両親は、エルサレムの大きな神殿で神様にお祈りしようと駆け込みました。
★ 「神様、お助けを・・・!」・・・そう思って祭壇に近づいていった時・・・何だか聞いたことのある子供も声がするのです。目を細めて見てびっくり仰天・・・何と探していた息子が盛んにおしゃべりしている。まわりにはお宮のえらい人たちが取り囲んで、その話を感心しながら聞いているのです。 マリアは思わず叫びました。「イエス、こんな所でいったい何をしているんです!私達がどんなにあなたを心配して探し回ったことか!おとうさんももうへとへとですよ・・・」。
★ ところがそれを見聞きしたイエス様は「キョトン」とした顔をして、こう言ったんです。「どうしてわたしを探し回られたのです?わたしはずっと『おとうさんの家』にいたんですけど・・・」。 今度はマリアたちがキョトンとする番でした。「いったいこの子は何を言ってるんだろう。迷子になったから必死でいるのに・・・それにしても不思議だ。泣きも叫びもしない。あんなに楽しそうに話し込んでいる・・・」。すると、立派な学者風の人が言いました、「御両親ですか。いやはやびっくりです。12歳の子がわしらより賢いことをいう。またイエス君の質問はむずかしくて、ここにいる誰もが答えられんのだよ。彼はもしかしたら国を救う人になるかもしれんよ。大事にお育てなさい」。
★ その意味は・・・イエス様は「ぼくは天の神様のお家に、安心して住んでいるんだよ。ナザレのお家にいるのと同じ。知らない都にきても、おとうさんの家にいつもいるんだよ」。私の心はしっかり天のお父様のお家に住んでいます。自分の「真の保護者」が誰であるか、もうしっかり分かっていたのです。素晴らしいことです。
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