山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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外国の人も皆仲間です
2019年8月19日
(礼拝カード NO.18 お話 啓子先生)
★ この前(7/29)には、アジア学院の方々が保育園に来てくれましたね。 国も言葉も肌の色も違う方々でしたが、みんなで歌って、踊って、ゲームを楽しみ、お昼も一緒に食べました。子ども達の受容力はすごいです。言葉がわからなくても、すぐに、外国からの皆さんを受け入れ、一緒に楽しみ、別れの時にはハイタッチで心を通じ合わせていました。
★ アジア学院生でミャンマー出身の方の生活を紹介します。 ミャンマーという国は、アジアでも貧しい国の一つです。 その片田舎の住む、17歳のメアリは6人家族の女の子です。ある日、メアリはお父さん・お兄さんと一緒に大事な用事があり、隣村に出かけました。ところがその途中で大雨。あまりの雨の激しさに前も見えず、道が分からなくなってしまいました。川にかかる橋も流され、いまにも川は溢れ、洪水になりそうです。しかし、隣村に行くには、その川を渡らなければなりません。お父さんは竹を拾ってきて、前をお父さんが、後ろをお兄さんがかついで、その真ん中でメアリがぶら下がって川を渡ることにしたのです。担ぐ方も、ぶらさがるメアリも必死です。川の真ん中ほどまで来た時、メアリの手はしびれ、手を離してしまいまいました。「あっ!流される!!」そう思った時です。不思議な力がメアリの体を支えて、助かったのです。それはとても不思議で優しい力でした。この事を、メアリは決して忘れる事はありませんでした。
★ またある時、お父さんが重い病気にかかってしまいました。メアリの住む地域にはお医者さんがいません。遠くの町まで行く、お金もありません。薬もありません。貧しい人たちは、こんな時が一番つらいのです。 食事も喉を通らず、熱もなかなか下がらない中で、お父さんは「隣村からイエスさまを信じる人を連れて来て欲しい」。みんななんでそんな事を言うのか分かりませんでしたが、隣村からイエス様を信じて、お祈りを欠かさないというクリスさんという方を連れてきたのです。 嫌がることなくメアリの村に来てくれたクリスさん。熱でうなされているお父さんの枕元で、一生懸命お祈りを始めたのです。その声は大きく、優しく、あたたか。すると不思議な事に、お父さんの熱は下がり、食欲も出てきて、次の日にはすっかりよくなったのです。お父さんはイエス様の力に感謝し、「イエス様ありがとうございます」と毎日お祈りを欠かさないようになりました。
★ イエス様の力で救われた、メアリとその家族は、毎日イエス様へのお祈りを欠かさずするようになりました。 その時、その村でイエス様を信じるのはメアリのお家だけでしたが、メアリの家族全員がイエス様の事を伝える牧師さんになり、多くの村の人がイエス様のことを信じお祈りするようになったのです。日本でも、みんなそろって教会でお祈りし、イエス様に感謝し、共に生きる力を頂けるといいですね。
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