山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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神様を忘れてから戦争は始まった
2019年8月5日
(礼拝カード NO.17 お話 矢澤園長先生)
★ 今、♪「神様下さい。遊ぶ力を。助ける力を。そして、ともに生きる力を。」という讃美歌を歌いました。そうです、私たちみんなが一緒に仲良く生きる力は神様から来るのです。ところが、いま大人たちは、なかなか仲良く出来ないだけでなく、大ゲンカをしたり、殺し合いをしたり、ついには戦争まで引き起こすのです。
★ ある森に、オオカミくんと羊さんたちが仲良く暮らしていました。毎朝一緒に神様を拝み、祈り、讃美歌を歌っていました。羊さんは目が悪く、自分で青草を探すことができないので、オオカミくんは青草を探してきてくれたり、寒い夜は自分の巣に連れて行って、寝かせてくれたり、とても親切でした。ところが、時間が経つにつれて、オオカミくんの心が変わってきました。神様のことを忘れ、神様を軽んじ、「神様なんていないや」などと思い、お祈りもやめてしまったのです。でも、そうしていると不思議なことが起こりました。優しい心に変わって、獰猛なオオカミに変身。寝ている羊を食べてしまったのです。「こりゃあ!うまい!」と思ったオオカミは、それ以来、羊達を襲うようになったのです。森の平和は消えてしまいました。
★ こちらは、その森の近くの花畑。色とりどりのお花でいっぱいです。背の高い赤いチューリップ、中くらいの白いユリの花。そして、地面近くに咲いている黄色いタンポポの群れなど、みんな神様を信じて、いつも感謝し助け合って仲良く暮らしていました。ところが、時間が経つにつれて、お花たちの心にも変化が出てきました。「神様なんて、面倒くさい。」「神様なんていないんじゃないか?」「お祈りなんかしなくても、平気だよ!」・・・などと言い出すと、不思議にもお花たちの綺麗な心に変わって、不平不満や妬みなどでいっぱいになってきたのです。「私は、いつも赤いだけ。つまんないね。ユリさんやタンポポさんのようになりたいね。」「私はいつも白いだけ。もっと、高くなりたいし、赤い色にもなりたいわ。」「僕たちはいつも、地面に這いつくばってばかり。赤や、白いお花になりたいね。」などとみんな不満タラタラです。そうすると、毎日面白くなく、口げんかもするようになると、お花もなんだか、とても汚れて見えてきました。
★ そんなある夕方、ザー、ザーと大雨です。そして、ゴロゴロ、ピカッ!と雷が落ちてきて、しばらくして聞こえてきたのは、不思議な天の声でした。「あっ!神様の声だ!」耳の遠いお花たちにもその声は聞こえてきました。ブルブル震えていると、「おまえたち、いったい何を言い合っているのだ!今のお花も誰の力で咲いているのか、分からないのか?!太陽も雨も空気も大地も、風ですら、誰が贈ってくれているのか、分からないのか?」それを聞いたお花たちはシュンとなり、思わずみんな言いました。「か、か、神様すいません。すっかり神様のことを忘れて、いい気になっていました。ごめんなさい。これからは、みんな仲良くするので、許して下さい。」それから、お花たちはもとのように神様と共に楽しく咲き誇るようになったのです。
★ さて、問題は私達、人間です。今は神様を忘れ、神様を軽んじ、神様より仕事や勉強やスポーツが大事とばかり。お祈りする人もとても少ないです。大人達で教会へ行く人もとても少ないです。そこで、みんな不満を持ったり、ケンカをしたり、果ては殺し合いと戦争です。今日は人間たちの心に神様が戻ってくるようにお祈りしたいと思います。
★ 一昨日は夕涼み会でしたが、今の小学生もなかなか教会に来てくれません。神様に叱られないうちに、みんなそろって教会でお祈りし感謝し、共に生きる力をいただこうではありませんか。
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