山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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山も海も木々もみな歌っています -生き物の声の不思議-
2019年7月30日
(礼拝カード NO.16 お話 優先生)
★ 私たちが生活する中にはいろいろな音があふれています。神様が創られた自然の中には人を癒したり不思議に満ちた音がたくさん。保育園で耳をすましてみても虫や鳥の声、雨の音、風に揺れる木々のざわめきなど多くの音が聞こえてきます。今日はそんな自然の中で聞こえる音の中から動物の声についてのお話です。
★ 一つ目はオオカミ。オオカミといえば遠吠えをするイメージがありますが、実はその遠吠えを巧みに使い分けています。縄張りを示すとき、群れからはぐれた仲間を探すとき、そして仲間との絆を確かめ合うとき。この3つの理由から声を使い分け社会的な生活を行う生き物なのです。
★ 二つ目は、クジラ。クジラも餌をとるとき、移動するときなどコミュニケーションをとるときに鳴き声を出します。クジラの中でも大きなシロナガスクジラの鳴き声は最大で1000キロメートル以上遠くに聞こえるそうです。そして、その声はジェット機よりも大きいそうです。
★ 三つ目はセミ。セミは長い生涯のほとんどを土の中で過ごします。 そして自分の運命の相手を見つけるために土の上に出て1か月ほど成虫として過ごします。成虫になるのは命がけ。鳥などの生き物に食べられたり、途中で力尽きて死んでしまうものもいます。そうして、やっと成虫になると全身を震わせ音を出しのです。その音の大きさは、小さな虫一匹が出したものとは思えないほど大きいのです。
★ さて、私たち人間はどうでしょう。神様に思いを伝え歌うことのできる良い声をもらいました。しかしその声を使って、時には人を傷つけてり、自分自身をも傷つける言葉を発しています。動物も植物も神様にいただいた色や形、鳴き声…すべてを受け入れ神様に感謝しながら命の限り生きています。木々が葉を揺らす音、川の流れや海の波の音の心地よさはまるで讃美歌のようで、神様の恵みを感じずにはいられません。私たちの声も、人を助け力づけたり、神様に感謝しお祈りしたり賛美歌を歌ことに使いたいですね。
今日のお話は優先生が色々な生き物の声について、お話してくれました。その内容を大人向けにしたものです。
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