山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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人は死んだらどうなるか
2019年3月4日
(礼拝カード NO.45 お話 矢澤園長先生)
★ 今日はこんなテーマでお話をしました。何故なら、子ども達もそれなりに親しいペットや家族との別れを経験し、心のどこかで不安や疑問を抱えているからです。そこで私は昔の宣教師が教えてくれた自然をたとえとしてお話しました。今日の絵には、ヤゴが羽化して成虫のトンボになる姿が描かれています。水中の生活は現実です。しかし、同時に水上の世界の現実も本当です。その両方をヤゴもトンボも同時に知ることは出来ないのです。
★ ある時、どこからともなくカエルくんがやってきて、水の上の楽しそうな生活をすると、ヤゴたちは目を丸くして驚き、「僕たちも行ってみたいな」と言ったのです。なぜかというと、歳を取り、時が来ると仲間のみんながこの池の隅にある一本の草の茎を登って行って、姿が見えなくなる。一体どこへ行くのだろうとその度に不思議に思っていたからです。「よーし!ぼくがいってみよう」と勇気あるヤゴくんがカエルの背中にしっかりつかまって、出発です。それこそ、ハラハラ・ドキドキ、つかむ手に力が入ります。「それっ!!」と勢いよく上に登り、水面に出ようとした瞬間です。ヤゴの目は真っ暗くなり、同時にカエルの背中から「ドボーン!」と水の中に落ちてしまいました。「よーし!俺なら」と2番手・3番手のヤゴが挑戦しましたが、残念ながら同じことです。カエルくんの真似は出来ません。しかし、そのヤゴたちも時が来ると茎を伝って、上の広い世界に出る事が出来るでしょう。しかし、もう一つ残念なことはそのトンボたちがかつての水の中の仲間たちに、この広い世界があることを伝えようとして、水のギリギリまでいって、「オーイ!!」と声を掛けるのですが、それは伝わりませ。水の中に頭を突っ込むことも出来ません。 そこで、分かる事は、確かに天上の世界、天国と言ってもいい、素晴らしい世界は現存すること。しかし、それをこの世にいて、見る事は出来ない点です。
★ でも、有り難い事にカエルくんのような役割を果たしてくれる方がいます。それがイエス様です。イエス様は天国から派遣されて、地上にいる私達に案内をして下さるのです。イエス様に従っていくなら、必ず私達も生かし天使に近いような存在として神様の側でお仕えすることが出来る事でしょう。津波や地震で沢山の人が犠牲になりましたが、天の神様は愛なるお方です。必ずその犠牲者の一人ひとりを大切にし、お側に置いて下さることでしょう。
(まとめ-矢澤園長)
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