山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」

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顔を真っ赤にして神様を拒んだ王様パロ

2019年2月25日

(礼拝カード NO.44 お話 浩実先生)

★ 人間というものはとても頑固なもの。ひどい災いに出会っても、それをはねのけ、神様を信じようとはしません。自分を生かしてくれている神様に帰ることを「悔い改め」といいますが、きょうのお話に出てきたエジプトの王様パロは、なんと10種類ものとてもひどい災害を送られても、顔を「火打石のように」真っ赤にして悔い改めを拒んだのです。これは旧約聖書の有名な話で、10の災いが面白いので、絵画にもしやすく、子どもたちにも親しまれてきた物語です。今日の浩実先生のお話はこのうち、5つを取り上げて話してくれました。
 話の最後に、神様の不思議な力にとうとう降参したかに見えた王様も、またもや反抗。エジプトを脱出したイスラエルの人々を戦車で追いかけたのです。海が真っ二つに割れて道がつくられ、彼らが救われる「紅海の奇跡」はこのときの出来事です。

★ エジプトでのきびしい奴隷的労働で苦しんでいた神の民イスラエルの解放を命じられたモーセ。彼は王様と談判をしますが、民の解放をゆるさない。そこでモーセは神様にお願いして以下のような最悪を次々彼とエジプトに浴びせかけるのです。が、そのたびごとに顔を火打石のようにして耐え、それが過ぎ去れば、何ごともなかったようにケロリと忘れてしまうのでした。

 1.モーセのつえが放たれたへびを呑む。

 2.モーセのつえはナイル川のすべての水を赤い血に変えた。水は飲めず、すべての魚は死んで、国中をおおう臭さといったら・・・。

 3.カエルの災い。国中の川から大量発生したカエルの大群。宮殿のどの部屋も、台所もふとんの中にも汚いカエルが侵入。人々の悲鳴はどんなであったろう。死んだカエルの山のにおいも耐えられるものではなかった。

 4.ぶよの災い。モーセのつえが地のちりを打つと、無数のぶよとなって国中を襲った。

 5.あぶの災い まあ、その数の多いこと。この難を逃れた人はいなかっただろう。

 6.疫病の災い 家畜から発生したか、国民はみな強烈な痛みをともなうはれものに苦しんだ。大量のうみが出た。

 7.ひょうの災い 大粒のひょうはこれまで見なかったもの。国中の畑の作物は全滅した。

 8.イナゴの災い ある日突然やってきたイナゴで、昼間は夜となったかと思うと、無数のイナゴが天から降ってきた。

 9.暗やみの災い 太陽も星も消えて、エジプト全土は漆黒のやみの中。3日3晩、人々は身動き一つできなかった。

10.初子が殺される エジプト中の家庭に大きな悲しみが。でもイスラエルの家では、この災いを過ぎ来すことができた。

 これだけの災いを受けながらまだ懲りて降参することなく、悔い改めも一時しのぎ。パロは脱出したイスラエルの人々を追いかけるのであった。

 以上のまとめは、保護者向きに書き直したものです。



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社会福祉法人 地の塩会
理事長 矢澤俊彦
荘内教会保育園
園長 諏訪瑞代
997-0034 山形県鶴岡市本町3丁目5-36
電話/FAX 0235-25-7070
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