山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」

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作物を独り占めした愚かな農夫

2019年1月15日

(礼拝カード NO.38 お話 佳純先生)

★ これはある時イエス様がしてくれたお話です。あるところにお百姓さんがいました。その年はどうしたものか、大変な豊作で、お米も麦もお芋もとうもろこしも野菜も果物も、どれもすごく沢山とれたので、大喜び、「きっと神様がわしに御褒美をくれたのじゃ」と思い、「さてこれをどうしたものか、これ全部をしまうこともできやしない」というのです。そんなことを云ったからって、お百姓さんは神様のことなんて少しも考えてはいないし、お祈りもしたことはないんです。

★ そうだ、これみんなをしまいこめる大きな倉庫を建てよう。そして全部をしまってから、あとは毎日遊んで暮らせばいい。もう汗水たらして働かなくてもいいんだ」。そう決めるとお百姓さんは沢山の大工さんを連れてきて大きな蔵を建てました。「ありゃあ何だ・・」と、道行く人たちはびっくりしました。そこにとれた作物をしまう作業もとても大変だった。でもそれも終わると彼は、「よーし、これでOKだ」と言って、毎日ぜいたくに遊び暮らし始めたのです。もう働きません。・・・うわさを聞いて沢山の乞食たちがやってきました。「お願いです。私達たべものいがないんです。どうか助けてください」。でも・・・・どうしたと思う、そう、こう言ったんです、「ダメダメ、これは俺様が働いて稼いだもの、お前たちも働けばいいじゃないか・・・・怠けちゃあかんよ」。次にやってきたのは、病気や怪我をした人たちです。でも同じように分けることをしませんでした。

★ さあ皆さん、この人ちょっとおかしいと思いませんか。どこがおかしいか、考えてみましょう。第一に、この豊作は確かに天の神様の贈り物だったことです。神様が太陽や雨や風や雪や大地やミミズたち(土をよく耕してくれます)や、そういうものすべてをただでプレゼントしてくれたからこそ、作物が大きくなったことを忘れているんです。大体、お米や苗や種や球根なんかだって、自分で作ったものじゃないでしょう。

★ 神様を忘れているのが第一、第二に忘れているのが隣人、仲間のことです。とれた作物のことばかりが頭にあって、困っている人々が全く見えない。だから乞食が訪ねてきても、「ダメダメ、自分で働きなさい」なんてつめたいことを言うんです。「みんなで分け合う」ことを知らないんです。

★ さて、翌日そうしていると、次の日から困ったことが次々起こりました。「ご主人様、大変ですお。起きて下さい!」との召使の声で飛び起きると、「大変です。向こうの倉に、ネズミの大群が押し寄せています!!」大急ぎで行ってみると、どこからやってきたのか、ものすごい数の野ネズミでいっぱい。追い出そうとしても、どうすることもできない。「チュー、チュー」大騒ぎ。お百姓さんは、ただ茫然とそれを見ている他はありませんでした。次の朝も召使が叫んでいます。「大変です!夜中に泥棒が入って、あそこの野菜を全部持って行ってしまいました。」多分何十人もやってきたのでしょう。リンゴやミカンの箱一つも残っていません。

★ 失望・落胆のお百姓さんに、2・3日経った頃、今度は家事でした。多分誰かが火をつけたに違いありません。あちこちから、火の手が上がり、もう消すことは出来ませんでした。それを見ながら、お百姓さんはやっと、神様の事を思い出しました。「わしは馬鹿だった。神様が全部プレゼントしてくれたものを自分のものだと考え違いをしていた・・・そして、なんというケチん坊だったのだろう。なんという、自分勝手だったのだろう。」そう思うと、悲しみの涙が頬を伝わり、神様に深く自分の罪をお詫びしました。

★ 次の日は、まだ少し残っていた作物を、乞食や貧しい人にみんな分けてあげたのです。まあどんなに沢山の人が集まったことか。倉庫はたちまちからっぽになりました。でもお百姓さんは、なぜかとっても幸せでした。「分け合う」ことがこんなに嬉しいなんて・・・初めて分かったんです。それから毎週教会にも通って、神様に感謝し、またよく働く人になりました。最後にお話しをしてくれた、佳純先生は「さあ、こんな時、みんななら分けてあげるかな?」との問いかけに「うん!」とすぐに嬉しい答えが返ってきました。子ども達に親切な心や分かち合う心が育っていることが見られ、嬉しくなった礼拝でした。



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社会福祉法人 地の塩会
荘内教会保育園
理事長・園長 矢澤俊彦

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