山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」

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一番弱い人を大事にしよう

2018年11月26日

(礼拝カード NO.32 お話 啓子先生)

★ 北の寒い国ロシアに靴屋をしているマルチンさんというおじいさんがいました。でもマルチンさん、最近どうも元気がありません。機嫌も悪く、「生きてても、いいことなんてないなあ」なんて寂しそう。・・・でもある日偶然ほこりだらけになっていた聖書を拾い読みして寝た夜のこと・・・。

★ 「マルチンさん・・・最近元気がないねえ。あした私はお前の所へ行くからね・・・」と夢の中で不思議な声です。「あっ、あれはイエス様の声だ!」と分かったマルチンでした。どうしてって、前のなくなった奥さんや子供と一緒に教会に行っていた頃はよく夢でお話していたからです。

★ 「えっ、イエス様が私のところに来る?本当かなあ」と思いながら、もう眠れなかったマルチンです。朝早くから珍しく張り切って、部屋の大掃除をし、スープをつくり、おいしいパンも用意して待っていました。ところがいくら待っても誰も来ない。「やはり夢だったんだ」と思ったその時、「こら、ダメじゃないか」の大きな声。りんご売りのおばさんが男の子の手をとって叱りつけている。リヤカーのりんごをかじってしまった、というのです。「ご免なさい、あんまりおなかがすいたもんだから、つい・・・」とボロのシャツを着た男の子が頭を下げています。「ばあさんや、ゆるしてやっておくれ。これで3つ4つあげてくれないか・・・」とお金を渡すマルチン。「そうかね、じゃいいよ。もう人のものを盗ったりしちゃあダメだよ」。

★ 午後になりました。おじいさんは時々靴屋の仕事から目を離して外を眺めるのですが・・・待ってるお客さん、そうイエス様らしい人の姿はなく、そのうち雪が降り出しました。「誰もこない」とマルチンが寂しそうにつぶやいた時、「エーン、エーン」と赤ちゃんの泣く声です。でもお店の前でその声は小さくなっていきます。マルチンが飛び出して行くと、そこにやせた赤ちゃんと凍えそうなお母さんがいます。「さあお母さん、入ってはいって・・・」とおじいさんは女の人の手を取りました。なんてつめたい手だったことか。「さあ早くこのストーブに当たって。今あったかいスープを用意するから」。こうして二人は救われたのです。

★ でもイエス様は来なかった、それでもいつになく不思議な幸せな気持ちになったマルチン、ゆっくり眠ることができたのです。その真夜中、マルチンを呼ぶ声に目を覚ますと、「私はきのう2回もお前に会いましたよ」との声。そう、それはイエス様でした。「いえ、ずっとお待ちしてたんですが・・・来られなかったじゃないですか」。その時イエス様と一緒にあの男の子と、赤ちゃんを抱いたお母さんが姿を現したんです。「マルチン、分かったね。小さく弱い人の中に私がいる。最も小さい人に親切にするのは、私に親切をすることです。これからも私はいつもお前の所に行くからね」。

★ さあ、みなさん、注意してください。どんなに小さく弱い人の中にイエス様がいる。人のものをとって、牢屋に入れられた人達の中にも、さびしいすべてのお年寄りたちの中にも、イエス様はおられるのです。さあ、それからのマルチンは、どうなったでしょう。イエス様といつも出会える。弱い人・助けを必要とする人は、この町にたくさんいます。マルチンは、そういう人を見つけては、親切をするのでした。すると、不思議です。なんだか、自分自身の気持ちも明るくどんどん力が湧いてくるのです。こうして、マルチンはすっかり変わりました。古ぼけた聖書を持って、教会にいくとそこで亡くなった奥さんと再会できるのです。弱い人と一緒に歩くのが本当の人生なのです。私たちも大きな力を頂いて、弱い人達と一緒に生きていきましょう。

(まとめ-矢澤園長)





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園長

社会福祉法人 地の塩会
荘内教会保育園
理事長・園長 矢澤俊彦

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