山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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神様に嘘をついたアダム
2018年10月22日
(礼拝カード NO.27 お話 優香先生)
★ 神様が初めて創られた人間はアダムさんという男とエヴァさんという女の人でした。二人はとても仲がよく幸せ、与えられたエデンという大きな庭で、毎日遊んだり、畑を耕したり楽しく過ごしていました。
★ そんなある日、神様は二人を呼んでこんな話をしました。「いいですか、この庭にはいろんな実をつけるいろんな果樹があります。そのどれをとって食べてもいいですが、ただその真ん中の大きい木の実だけは食べてはいけません。これだけはしっかり守ってください」。神様の真剣な顔つきを見て、二人は「はい、わかりました」と答えたのです。
★ さてしばらくすると、ずる賢いへびがやってきて言うんです。「あの木の実を食べるな、なんて神様ほんとに言ったのかな。聞き間違いじゃない?神様あれを一人占めしたくてそんなことを言ったんじゃない?」。
★ 翌日もへびが来て誘惑します。「見ろ、あの木の実の多さを。たった一つだけなら。神様だって分かりっこないよ」。(優香先生が子ども達にに聞くと、一斉に帰ってきた答えは「ダメダメ、一つでも神様にはわかっちゃうよ!」素晴らしい子どもの反応でした。)その巧みな誘いにグラッ、ときた二人。その夜はそれが気になってよく眠れません。
★ 3日目。落ち着かない二人にへびは、「あれはおいしいだけじゃない、知恵の実といってな、食べると神様のように利口になるんだよ」。この言葉にもうがまんができません。スルスルと木にのぼり、それでも小さめの目立たないのをパクリ、下ではエヴァが「わたしにも」とせがむ。こうしてついに、二人は神様との大事な約束を破ってしまったのです。
★ 困ったことが起こりました。その実を食べた瞬間から二人の心に黒雲が湧き出し、それまで経験しなかった不安や恐れが占領するようになったんです。・・その夕方、二人は神様がやってくる音を聞き、物陰に隠れたのです。そんなことをしたことはなかったのに。「さあ、出てきてあの実を食べた理由をいいなさい」。仕方なく、「このアダムが食べろ、とくれたんです」とエヴァ。「あのへびが大丈夫だ、一つくらい、と誘惑したんです。」と、醜い責任のなすりあいが始まりました。
★ それからです。世の中がこんなに暗くなったのは。神様を私達の心の中から追い出すとき、必ず黒雲が支配します。責めあいやけんかや戦争も起こります。
★ でもひとつの道があります。それは、神様が私達にイエス様を贈って下さったことです。イエス様が私達の心に住んでくださるとき、心の黒雲は消えて、世界はまたあの楽しいエデンの庭のようになるのです。でも、イエス様をお迎えしなければ、自分も世の中も暗闇が続くのです。
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