山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」

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改作「みにくいアヒルの子」

2018年10月1日

(礼拝カード NO.24 お話 矢澤園長先生)

★ ある池のほとりで、お母さんアヒルが、6人の子を産みました。ところがお母さんはもう1つの卵を抱えて動きません。近所のおじさんがやってきて、「母さん、まだ頑張っているの?あきらめて他の子に泳ぎ方でも教えてあげなさい」でも、「もう少しね」と答えていた、お母さんに、とうとう7人目が生まれました。「やれやれ」と言うと、なんと体は黒っぽくて背中が曲がっているのです。「おや、ずいぶん変わった子だね」と思いながら、母さんはその子を抱きしめました。

★ アヒルの子は、産まれるとすぐ泳ぎ始めます。7人目はやっと泳いで6人のきょうだいのところに行くと、「なんだ!お前、ヘンテコな奴だ。まさか、俺たちの末っ子じゃあないだろうね。」意地悪を言われ、笑いものにされました。仕方なく、今度は隣のカモの仲間に近づくと、「変なのが来たぞ!何をされるか分からない」と逃げていきました。その時です。走ってきたニワトリが、その子の首に噛みつきました。「痛い!!」首から血が出てきます。「ぼくが何をしたんだ!」悲しくなっていると、空のカラスの声すら、自分をバカにしているように聞こえてきます。なんだか、池や森の中の生き物みんなが、自分を嫌っているようなのです。

★ みにくいアヒルの子は、もう死にたくなりました。「どうすれば死ねるのだろう?」あの岩に登って、太陽の光に当っていれば、辛くとも安らぎの世界にいけるように思いました。疲れたアヒルは、一眠りして起きると、なんとそこに汚いネコがいました。ネコはアヒルが好物なので、ビックリしていると、でもこう言いました。「ネコさん、僕を食べてくれていいんだよ。幸せになれるから。」その声にネコくんは驚きもしないで、こう言いました。「実は僕も同じなんだよ。あっちの家からも、こっちの人達からも、他の動物たちからも相手にされないでいつもやっとゴミ箱から食べ物を見つけて、やっと生きているんだから。君の気持ちがよーく分かるんだ」

★ その時、空には満月が光りました。その光はとても温かく、2人を包みます。まるで、お月様がこの2人にだけあるように思うと、なんだかとても幸せな気持ちになりました。不思議な事が起こったのは次の朝です。アヒルが目覚めると、なんだか体中、元気がモリモリ、心もウキウキ。自分が変わった生き物になったようなのです。早速、鏡のような水面に自分を映してみて、ビックリ仰天。体は真白く、曲がった背中はどこへやら。自分でも見たことが無いような、大きな白鳥に変身していたのです。「一体、どうしたのだろう?」喜びがますます大きくなってきます。その時向こうから、6人のお兄さん達がやってきて、「なんて綺麗な水鳥だ!友だちになってくれないかい?」隣の池のカモくん達もやってきて、「ぼく達の、王子様になってよ」ニワトリ達も池のほとりに集まってきて、大騒ぎです。空からの「カァー!カァー」の声は「おめでとう!」と言っているようです。

★ アヒルは池と森の人気者になりました。やがてやってきた、お母さんだけは「僕ですよ」と告げると、お母さんは「そう、よく見ると目も足も前と同じだね。母さんもお前を産んで良かった。お前を誇りに思うよ。」嬉しくて、泣き崩れるアヒルさんでした。

★ このお話で味方になってくれたのは、ノラネコくんとお月様でしたね。イエス様と似ています。お月様には、ウサギさんだけじゃなくて、イエス様も隠れているかもしれません。それでは、「♪主に従いゆくは、いかに喜ばしき、こころの空晴れてひかりはてるよ」を、さあ、歌いましょう。 

(まとめ-矢澤園長)





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園長

社会福祉法人 地の塩会
荘内教会保育園
理事長・園長 矢澤俊彦

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