山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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“植物の不思議” 詩篇104
2018年9月3日
(礼拝カード NO.20 お話 裕子先生)
★ 子供達が自分の“宝物”を見せ合っていました。たろちゃんは黒くて何だかわからない物を手にしていました。お友達が「そんな物捨てちゃえ!」と言うので、ポーンと遠くに投げてしまうたろちゃん。この黒い物が実は、神様が創って下さった不思議な物だったのです。
★ 一方こちらは大きな木たち。自分達はこんなに大きいのだから、神様からは何にも勝る愛情を頂いていると大威張り。とすると神様は、だんご虫のような小さな生き物にはほんの少しの愛情なのでしょうか?
★ ところで、たろちゃんが投げたあの黒い物はどうなったでしょうか?猫に見つかりペロペロ舐めら、コロコロ遊ばれたり、終いには土を掛けられそのまま忘れられました。何ヶ月もするとニョキッ!ニョキッ!と伸びてきて・・・・・おーきな おーきなひまわりが咲いたのです。あの小さな黒い物は、ひまわりの種だったのです。「たろちゃん、ごめんね。ひまわりの種だったんだね。」とお友達。今年はゆり組さんが、ひまわりを植えましたよ。本当に吹けば飛ぶような小さな種でした。神様がちょうど良い太陽の光と雨を与えて下さり(今年はどちらも十分過ぎるほどでしたが)子供たちが見上げる程成長しました。
★ 小さな小さな種に大事な命を与えて下さった神様。なんという不思議さ!と思わずにはいられません。大威張りだった木たちは自分達の愚かさに気づいたでしょうか?
★ 神様はどんなに小さな生き物のことも慈しんで下さいます。そしてさまざまな力を与えて下さっている私たち人間には、こう呼びかけているような気がします。「自分より弱きもの、小さきものを助け、励まし、私が創ったこの世界を守って下さい。あなたが助けを必要としている時には、必ず私が手を差し伸べますよ。」
★ 知らず知らずのうちに自分の力を誇示しようとしたり、自分の利益ばかりに目がいってしまったり・・・そういう事が積み重なって争いや、果てには戦争が起きてしまうのではないでしょうか?お互いに思いやる気持ちを、私たち大人が持てば、子供たちにも必ず伝わるだろうと信じています。
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