山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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不満から感謝へ
2018年8月6日
(礼拝カード NO.17 お話 評議員 矢澤園長先生)
★ ある人が、野菜畑に行きました。色々な種類の野菜がしっかり育っていて、幸せそうです。でも、近づいてみるとそうではなさそうです。まず、ゴボウ畑に行くと、「もう、ボク 嫌になっちゃった!こんな汚れた汚い着物を脱ぎ棄てて、変身したい!!そうだ!噂に聞く、真っ白い着物の大根さんになりたい。とにかく、太くてしっかりしていて、おいしいんだから。」
★ そこで、大根畑に行くと、幸せと言うより、自分を嘆いたり・悲しんだりです。「ああ、玉ねぎさんのように、着物を何枚も重ねて、着てみたい!もう、大根なんて、飽きちゃった。キャベツ君になりたい。」でも、大きなキャベツは、小さな赤カブのようになりたいなど等。でもどの畑に行っても、不満だらけです。それは、隣の大きな果物畑に行っても、同じでした。立派な梨畑からは「ああ、大きなスイカになりたい!」スイカ君は「沢山実のなるブドウになりたい!」ブドウ畑からは「みんなの好きなケーキの上にのる、可愛いもの・・・そうです!イチゴになりたい!」など等。みんな、自分の今が感謝できず、周りを見て、うらやましがったり、ねたんだり、不幸せに思ったり、畑はいつも、そんな声でいっぱいでした。
★ ある時のことです。大風が吹き、雷は鳴り、大粒の雨です。畑の野菜や果物たちは、小さくなって、身を縮めました。その時、天から大きな声が聞こえてきました。「おーい!お前たち。何をブツブツ言っているのか?!いつまで、文句をいっているのか?一体誰がみんなを大きくしてくれたのか?考えてみなさい!空気や水や風や大地は自分で創ったのか?」それは、神様の声でした。果物や野菜たちは、一斉に身をかがめて「ごめんなさい・ごめんなさい。勝手なことばかり言って。」と神様に頭を下げました。
★ さて、私達も大人たちも、「もっとお金持ちになりたい。もっと頭の良い子になりたい。もっと美人になりたい。・・・」など、みんな感謝を忘れて文句を言っています。夫婦げんかも兄弟げんかもあります。国と国で争い、戦争まで起こすこともあります。みんな、神様を忘れているからです。まず、神様に感謝して、ブツブツ人間から立ち直りましょう。尚、今日のお話には思文くん(小5)が出演し、神学生の日高貴士耶先生も紹介されました。
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