山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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心の冷たい人と温かい人
2018年7月2日
(礼拝カード NO.12 お話 矢澤園長先生)
★ イエスさまにとって「赤の他人」は存在しません。どんな人でも、神様にとって大事な大事な人間です。傷ついた人と出会えば、すぐ助ける、自分の家族のように、です。
★ でも、神様を信じて祈っている人も、口先だけの人、行動の伴わない人がいます。讃美歌を歌っていても、口先だけの人がいます。そういう人達を前にして、イエス様は次のようなお話をしました。
★ ある山道を急いでいた旅人が数人の強盗に襲われ、お金も着物もみんな、はぎとられ、なぐられて、もう死にそうな目にあいました。
「いてえ・・・うーん・・」、痛ましいうめき声が聞こえてきます。・・・・・
そこへ立派な服を着た人がやってきました。その人は教会の有名な先生でした。旅人の苦しむその声を聞き、チラッと旅人を見ると、「やばいヤバイ」といいながら、むこう側を走っていってしまいました。どうやら、この人のお祈りは口先だけだったようです。次にきたのはレビ人と言って、一生を神様に捧げている人です。そのしるしは、長い髪の毛で生まれた時から髪を切ったことがないのです。その人を見ると傷ついた旅人は、心の中で「ああ、助かったレビ人さんだ。」と思ったのですが・・・でも、この人も同じ、見ないふりをして、道の向こう側を通って急いで行ってしまいました。・・・。
★ もうダメかと思っていたところへ、やってきたのはサマリア人でした。その人を見ると、「この人じゃあ、ダメだ」と思いました。なぜなら、ユダヤ人とサマリア人は長年ケンカ相手のように、仲が悪かったからです。ところが、不思議なことが起こりました。旅人のうめき声を聞くと、すぐに近づき、自分の持っていた薬を出して塗り、包帯をして介抱してあげました。そして、自分のつれていたロバに乗せ、町の旅館にまで連れていき、薬を替えたり、包帯を巻き直してあげたりと、旅人が良くなるまで介抱してあげたのです。・・・こうして旅人は助かったんです。
★ でも、どうしてこの人はこんなに優しくなれたのでしょう。
実はね、このサマリア人が小さい頃、病気になって熱をだした時、お母さんが一生懸命介抱してくれたことがあったのです。それ以来この人は、口先だけでは祈らない。讃美歌を歌うにも、心から歌う。イエス様のように本当に人を助けてあげよう。といつも思っていたからです。
★ 私達も、冷たい先生やレビ人にならないように、良きサマリア人のように、生きていきたいですね。
(まとめ-矢澤園長)
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