山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」

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2020年12月21日

人類の悩みとクリスマス
-孤独と虚無と盲目と-

矢澤俊彦



 例年より静かなクリスマス。それでもあちこちにツリーなどが光り輝いています。これに用いられるモミの木は、皆さん御存知のように、一年中枯れない常緑樹で、これは盛んにして「不滅の生命」のシンボルです。


「救われたい」との願い


 今日はこのクリスマスにちなんで、この大祭が我々人類に何をもたらしてくれたのか、手短かに記してみましょう。 これは申すまでもなく、イエス・キリストという「救い主(メシア)」が誕生したとされる日です。そこでこの「救い」というものについて思い巡らしてみましょう。

 私達は強弱の違いはあっても、「この身が救われたい」という願いをもっています。人類に思いを拡げても、新型コロナの襲撃も含み、核戦争で自滅しそうな人類を何とか救ってください、との叫びがもうこの地球を包んでいます。

 何から救われたいか。それを次の3つにまとめることができる、と私は思います。


私達の孤独と虚無と盲目


 その第一は「孤独」です。程度の差はあれ、私たちはそれを感じます。自分の思いを十分に分かち合える友はまずいないもの。私たちは結局一人だけで生き、一人で死んでゆく、という過酷な運命を避け得ないのでしょうか。

 第ニは「虚無」です。命のか細さ、はかなさ、むなしさです。生命の充実感から遠く、いつも死の不安におびやかされている。その命は霧のようなもので、いつ消え去っていくか分からないのです。

 第三は「盲目」です。私達はどんなに考えても、いったいどこから来てどこへ行くのかわからない。ここにいるのは何のためか分からない。ほんの2,3歩先は見えていても、私たちはもう殆んど盲目状態。ただ何かを求めて、あるいは自分内部の欲望や外圧によって突き動かされているだけなのでは?空虚な内部を充実させようと必死に動き回り何か(誰か)に身を寄せて生きていこうとするのですが、ダメなのです。


創造主との断絶


 このような見方、感じ方はあまりにも暗く、悲観的に過ぎると批判の声が上がるでしょう。でも、どうして私達人間はこれほど苦しみに満ちた命を生きねばならなくなったのでしょう。聖書は端的に答えています。充満した生命そのものである神様によって創造され、この世に送られたのに、私達はその神との関わりを断ち切ってしまった。そこで人類はみな「か細い命の断片」のようなものとなって、いわばこの宇宙空間に浮遊することになった。どうにかして以上の3つ、すなわち、孤独・虚無・盲目から救われんとしてあがき、ほとんど生涯にわたる努力が続けられます。が、私達はもう一度命の与え主である神様としっかり結びつかない限り、救われる道がない、と聖書は教えています。


クリスマスという秘策


 この哀れな人類の様子を御覧になっていた神様が熟慮を重ね、最後の手段として打った秘策がクリスマスの出来事でした。 即ち、神様の分身ともいえるキリストをこの地上に派遣し、しかも誕生の時から人々に捨てられ、なんと寒風吹きすさぶ家畜小屋で誕生した、と言い伝えられているのです。この事の意味を保育園年長児の演じる劇でイエスの母マリアがしみじみとこう言います。

 「本当にこの子は、世界一さびしいところ、世界一暗く貧しいところでお生まれになったんですね」。

 そこへやってきた羊飼いに、赤ちゃんは限りない優しさでニコニコ。この笑顔にこそ、人類の抱える全ての難問解決の源泉があるのです。その時、羊飼いたちの心に「聖なる電流」が通じた。久しくあこがれていた神様の愛が全身を貫いたのです。自分の全てが受け入れられた喜びでした。人の世界から追放されながら、この世界の全てを無条件で受け入れる救世主の姿。そしてその力は長じるに及んで、ますます明らかになっていったのです。


難問解決の道筋


 この救い主によるあの3つの問題の解決はこう言えるでしょう。 天地創造の神様としっかり結ばれることにより、どんなにさびしく孤独な人も、神のほほえみの中で肯定の力を絶えず受けるのです「世の終わりまであなたと共にいます」(インマヌエルの君)というのがキリストの別名です。

 こうして孤独が解消されますと、私達の命は充実に向かいます。力ある神様の愛とエネルギーが絶えず注がれるようになるからです。その力は強いので病気や死にも打ち勝つのです。

 そして迷子だった私達に歩むべき道が示されます。我々は神の国からこの世に送られ、やがてその国(天国)に帰っていく。その間になすべき事は、仲間の人類を、そして自然を愛すること。その為にまず、神様との深い交わりが必要なのです。

 もう少し述べないと分かりにくい話かもしれませんが、とにかく受け取り様によっては、なんだか子どもの為のおとぎ話のようです。でもこんな出来事と、本気になって向き合っているのがクリスチャンという人々なのです。「メリークリスマス」の「メリー」とは、そうして得られるどこまでも陽気で楽しく嬉しいという意味です。

(これは荘内日報に掲載されたものです)



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