山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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2019年8月7日
永遠の生命に結ばれよ
矢澤俊彦
「神は人の心に永遠を思う思いを授けられた」(旧約聖書)。
「「わたしを信じる者は永遠の命が、その人の腹から生ける水となって湧き上がるであろう」(新約聖書)。
「人類すべての心の深みにこれほど共感とあこがれを生じさせる言葉はないのではないでしょうか。「人もし全世界を得ても、もし自分の命を失ったら、なんの益があろうか」とも。死に勝ち、永遠の生命を獲得することに比べれば、「天下取り」などは「些事(さじ)」中の些事(小さいこと)ではないでしょうか。私達もこの世の雑事小事にかかずらわっていて大事中の大事を忘れていては取り返しがつかないでしょう。
「文豪レオ・トルストイは世界的名声を得た真っ只中で「ハッ」とした。「オレは何をしてきたのか」と猛省、命の道に突き進んだ。アイルランドの奇才オスカー・ワイルドは独房の中で、作家三浦綾子は長い病床で、永遠の生命を見い出した。
「かく記す私も20歳の時、遭遇した父の急逝があまりに悲しかっただけでなく、「こんなことがあってよいのだろうか」、と言う激しい矛盾感をもち、この究明に生涯をささげよう、と決意したのでした。
「私達はいわば「迷子の羊」です。長い間あちこちさ迷っているうちに、もう心身は傷だらけ。赤肌を露出し、うずくまっているだけでは?そこへやって来るのが慈悲深くも怪力の持ち主、この方こそ人類の救い主イエス・キリストです。この羊飼いに拾ってもらうなら、私達の命は全く違ってきます。ただ生きているだけでもうれしくて仕方なくなります。見るもの聞くものすべてが感謝の対象になる。そして死の力も恐怖も、いつのまにかどこかへ消え去っていってしまうのです!
「神は大きな愛の方。この神様を知らずに逝ってしまった人々、そして戦争や災害で散っていった方々も、その大きな愛でしっかり包んでいてくださるに違いありません。
(本町三丁目 荘内教会牧師・同保育園長)
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