山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」
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2019年4月6日
ノートルダム大火災とキリストの十字架
矢澤俊彦
今朝、16日のパリからの報道には驚きました。なんとあの街の象徴ともいうべきノートルダム寺院が火災に見舞われたからです。そこは、宝の山で、たとえば何千というパイプのある大オルガンあり、年間2000万近くの人が見に来るすばらしいステンドグラスもあり、この思いがけぬ火災は多くの人にとって、大きな衝撃と悲しみをもたらすことでしょう。 私は、残念ながらそのうち行きたいと思いつつ、果たせないで来てしまったのですが、心に大きな穴がぽっかりとあけられたような寂しい気持ちになっています。
ただ、今思うのは、この聖金曜日に起こったキリストが十字架にかけられた悲劇です。これは、事故や自然災害ではなくて、はっきりとした人災です。イエス様という大きな光があっては困る、自分たちの暗く惨めな生活が照らし出されてしまう。また自分たちの地位も財産も組織もこの人がいれば、あやうくされてしまうなどの危険を感じた人々によって、極悪人の首領とともに、十字架につけられてしまったからです。これこそ、どんな歴史的建造物や世界遺産を失うよりもはるかに大きな悲しみでした。
でも天の神様は、そのキリストを墓からよみがえらせてくださいました。それでその人類の罪(悪)とともに、死にも勝利されたのです。これほど、大きなよろこびはありません。
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