山形県鶴岡市にある「社会福祉法人 地の塩会 荘内教会保育園」

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情報発信

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老人には知恵がある

2026年9月14日

(礼拝カード NO.21 お話 安希子先生)

★ 昔々、緑豊かな小さな村にとも君という5歳になる男の子が住んでいました。とも君の住んでいる村には、村の真ん中に、皆の命の水が出る大きな井戸がありました。

★ ある夏の日、雨が全く降らない日が続きました。村の川は干からび、井戸の水もどんどん減っていき、ついに一滴も出なくなってしまいました。

★ 「水がない!どうしよう!」若い大人達は大慌てです。川の上の方へ走っていって水を探しましたが、どこにもありません。「もうだめだ、この村には住めないかもしれない」と、皆が頭をかかえて泣きそうになりました。

★ その時、村で一番年をとった、白髪のおじいさんが、ゆっくりと杖をつきながらやってきました。おじいさんの顔には、長い年月の中でできた深いしわがたくさんありました。

★ 若い人達は、「おじいさん、今大変なんだよ、静かにしてくれよ」と思いました。でも、とも君は日曜日の教会学校で聞いた「おじいさんやおばあさんの前では起立して、敬いなさい」という聖書のお話を思い出しました。

★ とも君は、立ち上がって、おじいさんに自分の席を譲りました。周りの大人達も「そうだね、おじいさんの話を聞こう」と、皆立ち上がりました。

★ おじいさんは優しく微笑んで、こう言いました。「わしが若い頃、今よりもっとすごい大干ばつがあったんじゃ。その時、先祖の人達が山のふもとにある『隠し水脈』の場所を教えてくれた。大きな岩の根元を、皆で力を合わせて頑張って掘るんじゃ。そうすれば、冷たい水が湧き出てくるよ」

★ 若い人達は半信半疑でしたが、「おじいさんの長い経験と知恵を信じよう」と、一丸となって岩の根元を掘り始めました。

★ 一生懸命掘っていくと、カキーンと固い岩にあたったあと、なんと、ゴーッと勢いよくきれいな水が湧き出てきたのです。村中が大喜びしました。おじいさんの知恵が村を救ったのです。

★ お年寄りは、たくさんの経験をして、たくさんの大切なことを知っています。神さまは「お年寄りを敬いなさい」と教えてくださいました。

★ おじいさんやおばあさんの言葉や知恵には、大きな力があります。私達も、周りのお年寄りを大切にし、敬う人になりましょう。

★ 最後にお年寄りを大切にすることは、神さまを大切にすることそのものです。もうすぐ敬老に日です。改めて敬老の日の意味を考えてみましょう。



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